YZR-M1(0WS5)
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YZR-M1(0WS5)(2008年)
三冠達成に貢献
0WS5では、ディメンションが見直され前後の重量配分を改善、旋回速度を向上させた。フレームは前年比で縦剛性約20%)、ねじれ剛性約10%を向上させる一方、横剛性は-10%とし柔軟性を持たせて、より優れたハンドリングを達成。フェアリング内を通過する走行風の整流効果を高めて水温(10℃)と油温(15℃)を低下、性能安定化を図った。エンジンの新たな特徴は、ニューマチックバルブシステムの採用。ポートや燃焼室形状も見直し前年最終型比で最大出力は12%、最大トルクは8%を向上。バルブシステム重量も40%軽量化、さらにリングの最適化やクランクシャフト径の見直し、潤滑方法の改善などでフリクションロスを低減。これらの結果最高速は、燃費とも改善。またEMSを熟成。加速、サスペンションストローク、ジャイロ等の情報をもとに、バンク角やタイヤの摩擦力を計測し最適トルクを割り出し、トラクションコントロール機能を向上させタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出した。
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- ・排気量 - 800cc
- ・最高出力 - 約210PS
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2008年
優勝1回 Jorge Lorenzo Fiat Yamaha Team ポルトガル 優勝9回 Valentino Rossi Fiat Yamaha Team 中国、フランス、イタリア、アメリカ、チェコ、サンマリノ、インディアナポリス、日本、マレーシア