YZR-M1(0WP4)
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YZR-M1(0WP4)(2005年)
新エンジン搭載等によるマス集中設計モデル
エンジンはショートストローク化され、ボアを拡大しながらも前年型の幅をキープ、さらに前後方向幅を詰めたコンパクト設計となった。高回転化に対応しカムシャフト駆動はチェーン駆動からギア駆動に変更。カムドリブンギアは従来の右側から中央に移し、部品点数削減によるロス馬力低減を達成した。従来ラジエターを貫通していたエアダクトは、0W4Pではヘッドパイプ付近を通るようになり、吸入効率を改善しながら優れた冷却性を確保した。フレームはクロスメンバーを廃止、ねじれ剛性、縦剛性はほぼ前年並みとしながら横剛性をやや低く最適化した。タンクの変更など質量集中設計で車両の慣性モーメントはロール軸、ヨー軸、ピッチ軸各方向で低減、軽快な運動性に貢献した。新カウルとの相乗効果により、殆どのコースで前年型より平均5Km/hの最高速向上を記録、燃料消費も前年比で平均8%改善。ヤマハのMotoGP三冠に貢献した。
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- ・排気量 - 990cc
- ・最高出力 - 240PS以上
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2005年
優勝11回 Valentino Rossi Gauloises Yamaha Team スペイン、中国、フランス、イタリア、カタルニア、オランダ、イギリス、ドイツ、チェコ、カタール、オーストラリア