YZR-M1(0WM1)
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YZR-M1(0WM1)(2002年)
エンジンブレーキ制御システム搭載
初代YZR-Mの開発は、<より扱い易いエンジン特性と、扱い易い車体特性>がテーマだった。エンジンは、フレームとの相互バランス、長年に渡り熟成進化がある構成ということから並列4気筒を採用。フレームはGP500で実績のあるYZR500の骨格をベースに開発が進められた。エンジン開発は942ccの排気量で開始、シリーズ後半は990ccまでスケールアップ。特徴的な技術開発がエンジンブレーキ制御システム(電子制御クラッチ)で、全閉エリアでの操縦安定性向上に貢献。フレームもシリーズ中に進化、エンジン搭載位置の変更やタンク形状変更などが行われた。第5戦からはエンジン搭載位置をやや高くした新型フレームを投入。並列4気筒のトルク特性とのバランス向上を図りながら縦剛性も大幅にアップ。ビアッジが2度の優勝などでランキング2位を獲得した。
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- ・排気量 - 942~990cc
- ・最高出力 - 200PS以上
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2002年
優勝2回 Massimiliano Biaggi Marlboro Yamaha Team チエコ、マレーシア