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レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

Yamaha YZ125 bLU cRU Cup初開催
若者たちは次のステージに向けた準備を、ベテランたちは挑戦を掲げて参戦

2024年6月19日

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 2024年6月1日、下はまだ中学生の14歳、上は還暦を超える61歳、北は北海道から南は九州まで、2ストロークエンジンを搭載したYZ125/YZ125Xのライダー17名が、宮城県のスポーツランドSUGOに集結。彼らは、全日本モトクロス選手権・第4戦SUGO大会の併催レースとして初開催された「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」に参加したライダーの皆さんです。

 このレースは、一般社団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)とヤマハ発動機のタイアップ企画として、全日本、また世界へ羽ばたこうとする若いライダーたちを応援することを目的に立ち上げました。



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 その背景には、全日本だけでなく、地方選手権のエントリー台数が年々減少していることがあります。この「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」は、将来のモトクロス界の担い手となる若者が、レースの魅力に触れ、レース経験を増やし、まずは地方選手権や全日本への参戦につながってほしいという、MFJと当社の願いを込めています。

 この「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」を実現するにあたり、若者たちのライバルとなる経験値を持ったライダーやベテランにも、改めてモトクロスを楽しんでもらおうということで参加を可能として、レース参戦の裾野拡大にも焦点を当てることとしました。

 こうして、全日本を2度開催する宮城県のスポーツランドSUGOや埼玉県のオフロードヴィレッジが開催地として名乗りをあげると、全日本の冠スポンサーである大同工業株式会社様、当社のグループ企業である株式会社ワイズギア、ヤマハ発動機販売株式会社が、同じ志をもつ仲間としてこの大会を後押ししてくれたこともあり、実現の運びとなったのです。



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 車両は、サイズ・重量・性能など、ジュニア世代からベテランまでが許容しやすい2ストロークモトクロッサー「YZ125」と、これをベースとしたエンデューロマシン「YZ125X」に決定。



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 大会名称は、MFJの若手を応援するという目的から、当社の若手育成活動を象徴するワード「bLU cRU」を織り込み、「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」としました。



 4ストローク全盛の中でマシンを2ストローク125ccとしたのは、幅広いライダーを受け入れる広く深い懐があるだけではありません。その理由について、現在、全日本選手権のIA2で活躍するトップライダーの一人で、自身も2ストYZで成長を遂げた中島漱也選手(bLU cRU レーシングチーム鷹)に映像を通じて語ってもらいました。この映像では、当時10代だった中島選手の「実感」とともに、当社がこの大会に込めたメッセージ「次のモトクロス界を担う確かな技術を持った強いライダーへと育ってほしい」という願いが代弁されています。



 さてレースには20名がエントリー。平均年齢は約30.5歳、このうち10代が11名、40代が4名、50代が4名、60代が1名という構成となりました。当日の天候は曇り、前日の降雨の影響で難しいコンディションの中で行われたタイムアタック予選には17名が出走し、14歳の#55髙木碧選手(bLUcRU レーシングチーム鷹)がトップタイム。これに続き15歳の#33豊村航選手が2番手、14歳の#77鳴海翔英選手(コンセプト札幌)が3番手に続き、トップ6までが10代とヤングパワーが炸裂しました。



 同日の決勝は、午前中からコンディションも回復し、ベストに近い状態となり気合い漲るライダーたち。そこに「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」のジェイ・ウィルソン選手や渡辺祐介選手、中島選手が登場し、グリッドの地ならしやスタートについてアドバイスをしながら選手たちにエールを送りました。



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 その決勝は予選と同様、ヤングライダーが躍動し上位を独占。予選トップの髙木選手が後続に27秒という大差をつけて優勝。その後方には当初、豊村選手がつけていたもののアクシデントで後退したため、その後ろにつけていた#38杉本大駕選手(レーシングチーム鷹)が2位、鳴海選手がこれに続いて3位と、14歳の同級生3名が表彰台を独占。ベテランでは#113山本大選手(IRT)が最上位の6位を獲得しました。



 レース後は、ヤマハファンブースで終了セレモニーを実施。プレゼンターとして中島選手を招き、「U19 D.I.D 賞」としてYZ125用の「D.I.D DIRT STAR ST-X」前後リムセットを贈呈したほか、決勝トップ3にはYZ bLU cRU クーポン(1位から3/2/1万円分)、4~6位にはワイズギア製Tシャツ、7~10位にはヤマハレーシング オリジナルタオルをそれぞれ贈呈しました。



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 さらに参加者全員にプレゼントしたYamaha YZ125 bLU cRU CupのオリジナルTシャツを着ての記念撮影で、第1回大会を終了しました。



参加者のコメント


#55髙木碧選手(bLU cRU レーシングチーム鷹)


「レースはジュニア85で出ていますが、他のクラスの人たちとレースをすることもなかったし、フルサイズのバイクでどれだけ走れるかを確認するために出場しました。父をはじめ、速いライダーの人たちからは“2スト125はとても大切で、扱えるようなると4ストがとても簡単になる”という話を聞いていますし、今年のオフにニュージーランドに行っていたのですが、そこで、コーチをしてくれたコピンズさん(元モトクロス世界選手権参戦)にも125に乗るべきだと勧められました。今ではもう、練習でYZ125やYZ250に乗っていますが、特に125は自分にとっての基本になるバイクであり、来年はYZ125でレースに出場する予定です。9月には第2戦がオフロードヴィレッジで開催されますが、地元でのレースになるのでまた出場して、しっかりと経験を積みたいと思います」



#38杉本大駕選手(レーシングチーム鷹)


「チーム監督からこのレースについて教えてもらったのですが、まずはおもしろそうだなと思ったのと、きっといい経験になるだろうということで出場しました。YZ125を持っていないので借りての参加となりましたが、意外と荒れた路面に対応できるなどうまく乗ることもできて2位という結果でした。でも、まだバイクを倒し込めていないし、アクセルも開け切れていないし、もっとバイクを振り回せるようにならないといけないと感じました。
今は全日本や地方選手権のジュニアクロスにYZ85で出場していますが、将来の目標は国際A級になって活躍しアメリカでレースをしたいと考えています。そのためにも次は、4スト250ではなく2ストYZ125に乗って、バイクを扱うための技術をしっかりと習得したいと考えています」



#77鳴海翔英選手(コンセプト札幌)


「まだジュニアでYZ85に乗っていますが、次は4スト250に乗る予定なので、それに慣れるために、普段は125で練習をしています。そしてレースの1週間くらい前になったところで85に乗り換えて練習し大会に臨んでいます。125はサイズが85よりも大きく、4スト250に向けての準備をするためのバイクであり、このレースに出場することもまた準備の一つだと考えています。
結果は3位でしたが、普段は125でレースに出ることはないし、なかなか他のエリアのライダーと一緒に走ることありません。今回はレーシングチーム鷹さんのライダーと走ることができましたが、みんな速かったし、自分がまだまだということを知ることができたのもこのレースに出たからだと思っています」



#113 山本大さん(IRT)


「昨年、このSUGOで行われた“エキジビション 2st125ccクラス”に出場して不甲斐ない走りだったので、リベンジのために出場しました。明日はOver40 Enjoy Motocrossにも出場します。
5歳からバイクには乗っていますが、本格的にレースを始めたのは20歳。その時に購入したのがYZ125でした。その頃から草レースに出るようになり、20代後半には全日本にエントリーしたこともあります。
2スト125は、整備されたコースであれば全開にすることができて、気持ちよく走れるバイク。それが醍醐味としてありますが、今日もキレイなコースで本当に気持ちよく走ることができました。
レースの結果は6位と、ベテランの中では最上位でした。体も厳しく無理はできませんが、自分なりの挑戦、目標を持って出場するにはちょうどいいレースだと思います。これからもぜひ続けてもらって、今回は17台でしたが、フルグリッドで緊張感のあるレースができるといいですね」



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 次回の「Yamaha YZ125 bLU cRU Cup」は、9月28-29日、全日本選手権の第7戦スーパーモトクロス関東大会(オフロードヴィレッジ)に併催となります。多くのご参加を心よりお待ちしております。

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