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レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

JP250のサポートライダー4人がYAMAHA R3 bLU cRU Thailand Cupで武者修行
レース1でアクス選手、レース2で高橋選手が地元ライダーを抑えて勝利

2023年8月21日

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 7月27日(木)~30日(日)に、タイのブリラムに位置し、MotoGP世界選手権やアジアロードレース選手権の開催コースとして知られるチャーン・インターナショナルサーキットにおいて、「Yamaha R3 bLUcRU Thailand Cup 2023 Round3」が開催されました。

 本大会は、2023年よりタイおよびアジア地域の若手ライダーの育成を目的として、タイ・ヤマハ・モーター(TYM)が立ち上げたイコールコンディション化が図られたYZF-R3によるワンメイクレースです。

 この度、JP250をYZF-R3で戦うヤングライダーを対象に、「インターナショナル格式の海外サーキットで早期に走行経験を積むこと」、「海外選手や関係者との交流により国際感覚を養うこと」、「初サーキットへの適応力や環境変化への順応性を向上させること」を目的とした海外レース参戦を当社の海外グループ子会社であるタイ・ヤマハ・モーター(TYM)の全面的な協力により実施しました。

 日本からは、久川鉄平選手(bLU cRU Webike team Norick)、高橋匠選手(bLU cRU team Norick Rank Up)、田中啓介選手(bLU cRU GBS racing)、アクス太陽選手(bLU cRU TEAMJP DOGFIGHT RACING)の4名が参加し、海外レースでの貴重な経験からたくさんの収穫を得ることができました。

 JP250の次戦は9月2-3日、大分県のオートポリスで開催されますが、これらの経験を活かしさらなる高みを目指してくれることが期待されます。



RESULT Race 1(エントリー:17台)

順位 ゼッケン ライダー マシン ギャップ
1 61 アクス太陽 YZF-R3 24:07.283
2 12 Theppitak Kraiyafai YZF-R3 0.501
3 16 高橋匠 YZF-R3 0.890
4 95 Pongsatit Saenlaung YZF-R3 9.479
5 79 田中啓介 YZF-R3 10.411

RESULT Race 2(エントリー:17台)

順位 ゼッケン ライダー マシン ギャップ
1 16 高橋匠 YZF-R3 23:58.472
2 61 アクス太陽 YZF-R3 0.088
3 79 田中啓介 YZF-R3 0.143
4 74 Kensei Matsudaira YZF-R3 0.218
5 12 Theppitak Kraiyafai YZF-R3 0.774


COMMENT


bLU cRU TEAMJP DOGFIGHT RACING
アクス太陽選手 談(Race1:優勝/Race2:2位)

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「タイに行く前はタイやその他の国のライダーの実力が分かりませんでしたが、どのサーキットのレースであれ常に上位を争い、勝つためにチャレンジする気持ちを大切にしたいと考えていました。また、ライダーとして技量を向上し、ベストな結果に到達するために限界までプッシュすることを意識して臨みました。レースの結果はとても嬉しいものとなりましたが、課題が2つありました。一つ目は予選でのペースと技術面の改善です。今後、排気量の大きなクラスに進んだ時には予選の重要性がより増してくると思うのでベストな結果に到達するために限界までプッシュできるようにしていきたいと思います。二つ目は、暑い中でのレースに耐えられるだけの体力づくりです。特にレース終盤は体力を消耗したので、次のレースに向けてはフィジカル面の改善にも取り組んでいきたいです」



bLU cRU team Norick Rank Up
高橋匠選手 談(Race1:4位/Race2:優勝)

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「初めての海外レース、初めてのコース、一度だけの練習走行といった、普段とまったく異なる環境の中で自分ができている部分と、今後変えていかなければならない部分を明確にすることを意識してレースに臨みました。練習時間が短いことは不安要素でしたが、コースにもマシンにもタイヤにも意外に早く順応することができたことはよかったです。コミュニケーションに関しても、試行錯誤しながら努力しました。これまでワンメイクレースの経験はほとんどありませんでしたが、目まぐるしく順位の入れ替わる接近戦の中での走らせ方やレースの組み立て方は、今後に向けての貴重な経験となりました。9月から始まる後半戦は、未経験のコースでのレースとなるので、今回の経験が必ず活きてくると思います。そして、コミュニケーション能力を上げる努力と英語の勉強をしっかりとして、どこへ行っても実力を発揮できるようにしていきたいと思います」



bLU cRU GBS racing
田中啓介選手 談(Race1:5位/Race2:3位)

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「走ったことのないコースをどれだけ早く攻略するかということをテーマにして参戦しました。走行日前日の夕方にトラックウォークがあったので、そこでしっかりとイメージづくりを行いました。迎えたフリー走行では、そのイメージ通りに走行できたことに加え、コース上での駆け引きの仕方や勝負となるポイントも見つけることができたことがレース1とレース2の走りに結びついたと思います。今回の遠征は、海外初レース、初コースでしたが、時間のない中でも意外とつまづくことなくレースウィークを通じてイメージ通りに進めることができたことは収穫でした。日本ではこのような激しいバトルのレースは経験できないので、R3のワンメイクレースで抜き方や考え方を学べたことはよかったと思います。今回の経験を活かして、次戦のオートポリス大会や岡山大会でトップを狙っていけるように頑張っていきたいです」



bLU cRU Webike team Norick
久川鉄平選手 談(Race1:DNS/Race2:DNS)

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「今回の参戦では、勝つことはもちろんですが、言葉の壁を乗り越えてしっかりと自分の意思を伝え、自分が望むマシンセッティングにするということをテーマに掲げました。昨年のYAMAHA R3 bLUcRU European Championshipに出場した時は自分の考えを上手く伝えることができなかったのでなおさら今回はそこを強く意識することにしました。サーキットに着いた初日に感じたことは、タイのヤマハスタッフ、メカニック、ライダー、皆さんがとてもフレンドリーで接しやすいことでした。意思疎通の部分では、聞き取りづらかったり、伝えたいことが伝わらなかったり、苦労した部分もありましたが、遠慮をしてしまうと意味がなくなると思い、分からないことは積極的に質問したり、全力で伝えるようにしました。そのような中、土曜日に自分のミスにより転倒、鎖骨を骨折してしまいました。自分が出るはずだったレースを外から見るのは非常に辛く悔しい思いをしましたが、外から見ることで走行中には分からない気づきもたくさんありました。この海外遠征で学んだことを活かし、今年の残り3戦に気持ちを切り替えて結果につなげられるような走りをしていきたいと思います」



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