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スポーツランドSUGOの地域貢献活動 バイク教室を兼ねた、子どもたち向け「夢教室」にヤマハライダーが参戦!

2022年6月14日

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 2022年6月2日、宮城県にあるスポーツランドSUGOで、村田町の小学校(村田町立村田第一小学校、第二小学校)に通う小学4年生、約80人を招いての「夢教室」を開催しました。
 この活動は、スポーツランドSUGOが進める地域貢献活動の一つで、ヤマハ発動機のモータースポーツ部門はその普及も視野に、昨年からこれらの活動に協力しています。昨年は、バイクを体験しながら乗り物の性能やルールの大切さを学ぶ「交通安全教室」に、全日本ロードレース選手権に参戦する岡本裕生選手と前田恵助選手が参加。さまざまな未来を描く子どもたちにアドバイスやメッセージをおくる「夢教室」に、全日本トライアル選手権に参戦する黒山健一選手が、夢を叶えた先輩として参加しました。



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 そして今回の活動は、このふたつを合わせて「夢教室」とし、アジアロードレース選手権に参戦する伊藤勇樹選手(YAMAHA RACING TEAM ASEAN)と、全日本ロードレース選手権に参戦する横山尚太選手(ガレージL8 RT・YAMAHA)が、幼い頃からの夢に向かって努力を重ね、現在も進み続けるアスリートの先生として参加しました。



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 株式会社菅生の遠藤渉社長は「私たちはバイクやモータースポーツ業界の一員であり、これらに親しんでもらう機会としだけでなく、我々を支えてくれる地元の皆さんへの恩返しとして地域の貢献につながる活動を展開してきました。それぞれ、昨年初めて開催したのですが、村田町の教育委員会からは高い評価をいただき、保護者の皆様も受け入れてくれました。そして今年は4年生を対象にしましたが、9〜10歳の子どもたちは1/2成人式にあたり、将来を考えはじめる年頃ということもあり、2つの活動を一つにまとめ“夢教室”として開催することとしました。
 バイク教室は、交通安全の意識も残しつつ、バイクの運転というチャレンジを通じ、“乗れた”という達成感や成功体験の機会と位置付けました。そして、ライダーの皆さんは幼い頃の夢を努力で実現したロールモデルとして、その前向きな姿勢と、実際に夢を切り開いてきた者だけが持つ言葉の力で、子どもたちに夢を持ち、それに向かって前に進む力を与えてもらう役割を担ってもらったのです」



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 さて、会場ではキッズ向けファンバイク「PW50」に、不安そうに跨る子どもたちの姿がありました。しかし、親子バイク教室を運営するヤマハ発動機のインストラークターが全体のまとめ役として参加し、SUGOの社員を中心とした指導員がマンツーマンで丁寧に指導。緊張感を持ち、集中して取り組んでくれたこともあり、子どもたちはみるみると上達。最後は一人で走行できるまでになりました。
 一方室内では、伊藤選手と横山選手が子どもたちからのさまざまな質問に答える形で、自身の経歴や二輪レースの魅力、トップライダーに成長していくまでに取り組んできたこと。また苦労やその先にある喜び、夢を持つことの大切さなど様々な話をしていきました。



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 初参加となった伊藤選手は、「僕自身も目標に向かって、様々なことに取り組んできました。今回はその経験を伝えられる貴重な機会であり、僕の言葉から一人でも何かを掴んでくれたらいいなという思いで臨みました。参加した子どもたちもいろんな夢を持っていましたが、その中で僕は、夢や目標は言葉にするだけではなく、それを実現するには何をすべきかを考え、行動してほしいと伝えました。4年生には簡単なことではないと思いますが、これをきっかけに少しでも変わってくれたなら、これほど嬉しいことはありません」



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 一方、横山選手は「とても重要な年齢にある子どもたちに話をするということで、大役をいただいたなという感じでした。僕自身、道半ばという立場で現在も目標に向かって進んでいますが、一気に最終目標に到達するのは難しいので、昨日の自分よりも成長できるよう、毎日、コツコツと小さな努力を積み重ねることが大切であると伝えました。また、僕は宮城県出身ですが、地元の子どもたちがバイクやレースを知る貴重な経験だとも感じています。応援に来てもらえるよう、また憧れの存在となれるようさらに成長し、いつかは日本のトップライダーとして子どもたちに話ができるよう頑張りたいと思います」


 ライダーによる講演やバイク教室に加えて、伊藤選手と横山選がコースやレースの紹介しながらインターナショナルレーシングコースをバスで走るツアーも実施。メインストレートでは降車してのコースの感触を確認したり、記念写真を撮影したりと、レースに親しんでもらいながら、楽しい時間も演出。子どもたちの記憶にしっかりとレースのことも記憶されることが期待されます。



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 担任の先生からは「以前、オリンピック選手が学校にきてくれて、お話を聞く機会がありました。何かを成し遂げた方の話しというのは、感想文を見ると伝わってくるのですが、子どもたちなりに考えた言葉が並んでおり、心に強く残っています。今回もそうですが、本物に触れる機会は子どもたちにとって重要で、とても貴重な時間となりました」とうれしそうに話してくれました。


 スポーツランドSUGOでは、今後もモータースポーツを通じた様々な地域貢献を目指しています。特に8月12〜13日には、スポーツランドSUGOにとって初となるアジアロードレース選手権を開催しますが、地域を巻き込んだ新たな計画も予定しているようです。当社も伊藤選手が所属する「YAMAHA RACING TEAM ASEAN」を派遣しますが、ともに盛り上げていきたいと考えています。

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