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全日本モトクロス選手権IBオープン 佐々木麗選手&YZ250Fがヤマハとして2年連続となるチャンピオンを獲得
2017年10月24日
2017年10月22日(日)、全日本モトクロス選手権・第9戦MFJGPがスポーツランドSUGO(宮城県)で開催され、「YZ250F」でIBオープンクラスに参戦する佐々木麗選手(Y's Racing with TWISTERCAMP)が、トラブルの続出するマディコンディションの中、第1ヒートで10位、第2ヒートで7位に入りチャンピオンを獲得しました。これによりヤマハは、2016年の大倉由揮選手(TEAM KOH-Z)に続き、2年連続でのチャンピオン獲得となります。
佐々木選手は、2016年からIBクラスへの参戦を開始しましたが、このシーズンはランキング29位と苦戦。しかし今シーズンは、元ヤマハモトクロス契約ライダーである渡辺学選手の元で日々トレーニングを続けてきました。
また、ヤマハが将来有望な若手ライダーを対象に行っている活動にも積極的に参加。元AMAライダーのダグ・デュバックのトレーニングや、元YAMAHA FACTORY RACING TEAMのライダーである三原拓也アドバイザーによるレース現場でのサポート。さらには、プロの講師によるメンタルトレーニングという育成メニューを受けながら、着実に成長してきました。
こうした結果、開幕戦の九州大会では両ヒートで2位表彰台を獲得する好スタートを切ると、その後も安定した走りでポイントを積み重ね、第8戦の関東大会では自身初のヒート優勝を飾るとともに、ランキングトップに立ちました。
そして迎えた最終戦は、連日の雨によりヘビーマディのコンディション。決勝では佐々木選手も度重なるミスやトラブルに見舞われますが、ランキングを争うライバルたちも同様に苦戦し、第1ヒート10位、第2ヒートを7位でゴールし見事チャンピオンを獲得しました。
これと同時に国際A級ライセンスを取得することとなり、2018シーズンは最激戦区とされる国内最高峰クラスの一つIA2への参戦を予定しています。
佐々木麗選手談
「開幕はとてもよいスタートを切ることができたのですが、中盤戦に入ってからは納得のいくレースができず苦しい時間を過ごしてきました。そしてようやく第8戦で初優勝でき、ここでランキングトップに上がりました。MFJGPはヘビーマディの厳しいコンディションとなり、決勝は両ヒートともに序盤で転倒があって少し焦りましたが、それでもなんとかチャンピオンを獲れてよかったです。昨年のシーズンオフから渡辺学さんとトレーニングをはじめ、心技体すべての面で成長を感じていましたが、それがこの結果につながったのだと確信しています。来年からはIA2に参戦する予定です。簡単ではないことは十分にわかっていますが、チャンピオンを目標に死にものぐるいでがんばりますので、引き続き応援をよろしくお願いします」