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全日本モトクロス選手権IBオープン
大倉由揮選手&YZ250Fが11勝を挙げ、チャンピオンを獲得

2016年9月13日

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 2016年9月11日(日)、全日本モトクロス選手権・第7戦近畿大会が名阪スポーツランド(奈良県)で開催され、「TEAM KOH-Z」から「YZ250F」でIBオープンクラスに参戦する大倉由揮選手が両ヒートで優勝し、2戦を残して2016シーズンのチャンピオンを獲得しました。

 大倉選手は今シーズン、「チャンピオン獲得」だけでなく、次なるステップとなる国際A級(IA)で通用するライダーを照準に参戦しました。その目標通り、初戦の九州大会で2ヒート連続優勝という完璧なスタートを切るも、この成績に満足することなく、「IAトップレベルのタイム」を常に意識しながらシーズンを展開。その結果、6戦・12ヒートを終え、優勝9回、2位3回という圧倒的な強さを見せ、ランキングトップで近畿大会を迎えました。

 今大会も大倉選手は、その強さを如何なく発揮し、10日(土)の予選ではスタート直後の転倒により1周目を16番手で終えましたが、大逆転でトップを獲得。11日(日)の決勝は、第1ヒートで今季10勝目を挙げてチャンピオンに王手をかけると、プレッシャーのかかる第2ヒートでは、序盤の転倒をものともせず、後半にトップに立つと独走で11勝目を飾り、2戦を残してチャンピオンを決定しました。

 大倉選手の国際B級デビューは2014年、この年はランキング18位。2015年は開幕戦から4戦をアメリカへの語学留学により欠場するも、第5戦から参戦しランキング12位でシーズンを終えました。そして3年目の今年、IBオープンクラスのチャンピオンに輝いたことから国際A級ライセンスを獲得することとなり、2017シーズンは新たなステージでのチャレンジが期待されます。

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大倉由揮選手談

「今日もチャンピオンのことはあまり意識せず、いつも通り走ろうとレースに臨みましたが、やはり意識してしまいました。だからレースも硬くなって転倒がありドタバタしましたが、両ヒートともに勝ってチャンピオンになれたことで、正直ホッとしています。IBは今年で3年目、1年目はがむしゃらにチャレンジしたシーズン。2年目は、本来であればチャンピオンを狙うシーズンでしたが、将来を考えアメリカへの語学留学を選択しました。そして今年は、全戦全勝でのチャンピオン獲得に加え、常にIA2トップ5のタイムを照準に、すぐにでもIAで通用する走りを磨くことを意識してきました。全戦全勝はなりませんでしたが、タイムは1・2周であればIA2のトップに近い数字も残せるようになるなど前進できました。将来は海外でレースができるライダーになることが目標ですが、この3年は、これからのために必ず役に立つと信じています。来年は国内トップクラスのレベルで本当に戦えるライダーになることが目標なので、これに満足することなくさらに上を目指します」

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