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ジェレミー・マーティン&YZ250FがAMAモトクロス250でチャンピオンを獲得!

2014年8月29日

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 アメリカで開催され、モトクロス世界選手権と並んで世界最高峰のモトクロスレースとされるAMAモトクロス選手権が、8月23日の第12戦ユタ大会で終了し、ヤマルーブ/スター・レーシングから新型YZ250FでAMAモトクロス250に参戦したジェレミー・マーティンが、年間12戦、24レース中10勝、500ポイントを獲得して、弱冠20歳で初のチャンピオンに輝きました。ヤマハにとってAMAモトクロスの小排気量クラスでのチャンピオン獲得は、1992年のジェフ・エミッグ以来の快挙となります。
 こうした活躍により、ジェレミー・マーティンは、9月27-28日、ラトビアで行われるモトクロス・オブ・ネイションズ(FIM主催の国別対抗戦)に、アメリカ代表として出場することとなります。

 マーティンがチャンピオンを決めたのが、ライバルのブレイク・バゲット(カワサキ)に66ポイントのアドバンテージを持って臨んだ第11戦インディアナ大会。この大会を順当に走り切ればチャンピオンが確実となる状況でしたが、モト1ではそれ以上の活躍を見せて2位を獲得。対するバゲットが14位に終わったため、この時点でその差が81ポイントとなり、最終戦を待たずして初タイトルを決定しました。

 大会は、あいにくの雨に見舞われ難しいコンディションでしたが、モト1はマーティンにとって理想的な展開となりました。絶好のスタートから2位につけると、ライバルのバゲットがオープニングラップの転倒に巻き込まれて29位に後退。一方のマーティンは、スタート直後からジェシー・ネルソン(ホンダ)に続く2位につけ、そのまま最後まで走り切ってチェッカー。2位を獲得し表彰台に上がりましたが、タイトル決定については実感がなかったと言います。「モト1が終わって表彰台に上った時には、とても信じられなかったんだ。あの時は“OK、2位獲得だ! モト2もこの調子で!”という感じだった。ところが表彰台の上から見えたのは、チャンピオン獲得を祝福するたくさんのメッセージだったんだ」。
 またヤマハ・モトクロス・レーシングのチーム監督、ジム・ペリーは「ヤマハにとって最高の一日! ジェレミー・マーティンとヤマルーブ/スター・レーシングチームがともに手を取り合い、この厳しいチャンピオンシップを勝ち抜いたのだ」と、喜びを語りました。

 さらに、他のヤマハライダーも活躍。マーティンのチームメイトであるクーパー・ウェブが、2勝を含む年間11度表彰台を獲得し、ランキング2位のバゲットに2ポイント差でランキング3位。ヴァリ・モータースポーツ/ヤマハのクリストフ・プーセルが、年間10度の表彰台を獲得してランキング6位。サイクルトレーダー・コム/ロック・リバーのアレックス・マーティンがランキング12位と、その多くが上位でシーズンを終えました。

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