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Jubilo Racing Teamの光安鉄美監督は1979年、現役時代に全日本最高峰クラスチャンピオンをヤマハにもたらした。それ以来、ヤマハは最高峰クラスのタイトルから遠ざかることとなったが、Jubilo Racing Teamの監督に就任して2年目の2005年、今度は監督として小池田猛選手と共にタイトルをヤマハにもたらした。チームに成田選手を加え2年連続タイトルを目指した昨年は、成田選手がランキング2位。そして今年、より絆を深めたライダーとチームが一丸となりタイトル奪還を果たした。 |
「熱田選手を筆頭に多くの強豪がひしめくIA1クラスで、開幕戦からこの最終戦までの間、大きく崩れることなく、常に安定したレースをしたことが、成田選手がチャンピオンになれた一番の理由だと感じている。 成田選手は今、名実ともに日本最速のライダーとなった。ただ私が考えるチャンピオン像とは、ただ速いだけのライダーではない。多くのファンを楽しませ、他のライダーの目標となり、日本のモトクロス界を引っ張っていけるライダーでなければならない。成田選手はそれも備えている。今日のヒート1、チャンピオンをかかっている大事なレースであるにもかかわらず、アメリカのトップライダーの前でフィニッシュすることを目指したレースをした。何度もアタックを繰り返しトップを奪うレース内容は会場全体を湧かせた。結果的には2位でチャンピオンを決めることとなったが、成田選手が持つ素質だけでなく、目指すものの高さもまた素晴らしいのだ。本当にチャンピオンとして相応しいライダーだと思う。
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