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全日本モトクロス選手権 IA2 釘村忠&YZ250FM 2006ランキング14位

自分をもう一度奮い立たせるために 2006年12月8日

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「シーズンオフ、どれだけ自分自身が妥協せず目標を持って練習に打ち込めるのかが課題」と釘村選手

 今年はシーズン前から絶好調で、この調子でシーズンインできればチャンピオンも夢ではないという自信がありました。しかしそれが気の緩みにつながったのか、怪我をしてしまったんです。幸い大きな怪我ではなくすぐに治るものだったのですが、やはり、他のライダーに後れをとってしまったという気持の焦りがあり、開幕の前に2回目の怪我をしてさらに復帰を遅らせることになったんです。そのときは、周囲からの期待を感じていたし、自分としても飛躍の1年にしたいという気持もあったので、落ち込むというよりも、自分を責めて本当に苦しみました。

 復帰したのは北海道。4位というリザルトが出たのですが、わずか半年間レースをしていないだけなのに、昨年は肩を並べていたライダーたちにずいぶんと差を付けられたと感じましたね。

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最終戦ヒート2では、世界チャンピオンのC・プールセル選手(カワサキ)に続き、日本人トップを快走。結果は4位に終わったものの、高い実力を見せつけた

 最終戦までの間に、徐々にコンディションを戻していこうという気持があったのですが、自分のなかに大きな障害ができていたことに気付きました。それは、再び怪我してしまうんじゃないかという恐れです。このため攻めるどころか、自分の走りを消極的にしてしまいました。さらに、まわりから心配の声により、ドンドン慎重になってしまって、コンディションは戻っても、レースでなかなか攻めきれない自分がいたんです。最終戦の頃にようやく、気持良く攻めることができるようになりましたが、それはレースを積み重ねていくことでしか回復されないことだと感じましたね。
 2004年で何となく手応えを掴み、2005年は「なんとなく」が、十分に戦えるという自信と確信に変わり、2006年はいよいよチャンピオンへの挑戦という気持があったので、今年は自分のモトクロス人生を大きく変えた一年だったと思います。しかし、これですべてが終わった訳ではありません。今年、毎戦コースサイドで大きなジュビロのフラッグを見るたび、その応援に応えようと奮い立ったように、もう一度自分を奮い立たせて、来シーズンでチャンピオンになれるよう努力していきたいと思います。


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