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全日本モトクロス選手権 IA1 小島太久摩&YZ250M 2006ランキング26位

ファンのみなさんありがとう 2006年12月8日

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今年の出場は後半3戦にとどまったが、最終戦のヒート2では、復帰後の目標であった9位に入り復活の兆しをみせた

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レース後、メカニックとセッティングについて話し込む姿が見かけられた

 昨シーズン、ヒート優勝という目標を達成できなかったので、優勝するという強い気持を持って、トレーニング、走り込みをし、開幕に向けて順調に調整が進んでいました。しかし開幕直前、練習中に転倒し手首を骨折… 最初は2~3ヵ月で復帰できる見込みだったのですが、思った以上に重症で半年間の安静ということになってしまいました。

 復帰は9月の名阪ですが、その前の夏の間に乗り込みを始め、自分としては納得のいくライディングができていたので、復帰レースでは10位以内を目標にしていました。しかし実際のレースでは、2005年の最終戦から約1年振りということで、自分がイメージしていたものとはまったく違う状況が待っていました。身体が動かず、まったく練習どおりの走りができないまま、あっという間にレースは終了。イメージと現実にあまりに大きなギャップがあったため、復帰の嬉しさは吹っ飛んで、本当に落ち込みました。
 レースするまでは、やっと全日本に帰って来れたという気持がありましたが、レース終了後は今までは感じることはなかった「すごい場所」で自分は戦っていたんだなと、改めて全日本IA1の厳しさを感じましたね。また、少しばかり走り込んだからといって、簡単に結果が出る場所ではないんだと自分の甘さも感じさせられました。

 今シーズン、怪我により多くのものを失ってしまいましたが、一方でプロのモトクロスライダーとして大切なことに気付いたシーズンにもなりました。それは自分のことを心配し、

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「今年ほど怪我を悔やんだことはありません」と、インタビュー中も常に悔しさを滲ませた

全日本に帰ってくることを信じて待ってくれているファンの方々の存在です。レースに参戦できない日々を悶々と過ごしていく中、くじけそうになるたびにファンの声援が自分を支えてくれたのでした。そういった日々はファンと自分との距離を縮めてくれましたし、ファンのために一日でも早く復帰しようと努力をし、また復帰後は、早く成績を出そうと一生懸命になれました。

 今シーズンはわずか3戦しか出場することができず、応援していただいた方々の思いに報いることはできませんでしたが、それでもレースを重ねるたびに、スピード、精神面でレースに馴染んでいくことができ、ライダー小島太久摩の存在を感じていただけたんじゃないかと思います。来年はファンのみなさんに喜んでもらえるシーズンにしたいと思いますので、楽しみにしていてください。


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