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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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全日本ロードレース選手権 GP250 横江竜司&TZ250 2006シリーズチャンピオン

周囲の大きな協力と運も味方につけて獲得したチャンピオン 2006年12月8日

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8位に入る健闘を見せた日本GPでは「世界レベルのライダーの中にあっても、コーナーでは負ける気がしないくらい攻めて走れた」とのこと

 全戦ポールスタートから優勝し、チャンピオンを獲得できたのは、きっちりマシンを仕上げてくれたメカニックやチーム、タイヤメーカーさん、そしてファンのみなさん、たくさんの方々の協力があったからこそです。もちろん、自分自身もがんばりましたけど(笑)。
 その上、今年はホント、運に恵まれていました。マシンに何かしらトラブルが出ても練習か予選の時でしたし、全日本のレースウイーク中は、一度も転倒しなかった。そう、今シーズンの中で忘れられないのが、第5戦の岡山大会。コースのグリップ加減に悩まされ、セットアップが上手くいかず思うように乗れていなかったんですが、たまたま周りも同じような状況だったんです。調子が悪い時に勝てたのは、運が味方してくれたとしか言いようがないですね。

 そういえば、僕、開幕戦を完走したことがあまりないんです。完走率5割くらいかなぁ(笑)。というのも従来、開幕戦と言えば筑波サーキットが多く、実は、今まで筑波では、一度も表彰台に上がったことがないくらい相性が良くない。だから、今年、開幕の茂木、そして続く筑波では納得のいく内容ではなかったにしろ勝てたことは大きかった。
 そもそもシーズン前半戦は、MotoGP日本GPのスポット参戦枠を得るためのレースと考えていました。だから日本GPで自己ベストタイムを更新したり、決勝で8位に入るなど、納得のいく走りができて嬉しかったし、その後のレースでかなり弾みがつきましたね。

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日頃は仙台のバイクショップ「MOTOTEC-R4」で店長さんを務める横江選手。足周りのカスタムなどは、レースでの経験が生かされているそうだ

 最終戦では、サイティングラップでクラッチに違和感があって、ああ、これはスタートで出遅れるなと事前に思っていたんです。それが逆に落ち着いてスタートできる要因になったんですが、序盤でトップに3秒ほど離されてしまいました。でも、このまま確実に走ったらチャンピオン取れるな、と勝ちにこだわらず冷静でした。
 けれども、トップをいくラタパー選手(ホンダ)とは、彼が僕を追いかけてくるレース展開が多く、シーズンが進むにつれ、その差がつまってきていたので、最後に彼が優勝すると「ああ、やっぱり、横江を抜いてラタパー選手が成長したか」という風に見られるんじゃないかと。それは悔しいから、これは絶対勝とうと、やんちゃなライダー魂が抑えきれなくなって、「ここで転んだらチームのみなさんごめんなさい」と思いながら勝負をしかけたんです。レース終了後、ヤマハの方やチームのみんながチャンピオン獲得Tシャツなど、用意してくれていたと知ったんですが、もしあそこで、転倒していたら洒落になりませんでした(笑)。

 来シーズンのことは未定ですが、今年よりもひとつ上のステージで戦いたいと思っています。観客席から手を振ってくださるお客さんの姿がとても励みになりますので、これからも応援よろしくお願いします。


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