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全日本モトクロス選手権最高峰IA1を制した小池田選手に、チャンピオン獲得までの道程、またディフェンディングチャンピオンとして臨む来シーズンに向けての抱負などを聞きました。 充実感や達成感はいつもより強く感じていますが、特に変わったオフではありません。シーズンが終わってから休みをとって戦いで傷付いた身体を休ませて、来年からはじめるトレーニングや練習、そして3月下旬からスタートするシーズンに備えて力を溜めているという時期に当ります。今はバイクにも乗らず、トレーニングもせずに家でじっとしていることが多いので、体重も10kgくらい増えてしまいました(笑)。もちろん開幕までに自然とベストなウェイトに戻りますので心配しないでください。
今年は、2004年のチャンピオンである成田選手がAMAに参戦するということで、誰にでもチャンピオン獲得のチャンスがあったシーズンでした。しかし、誰にでもチャンスがあるということは、それだけ熾烈なランキング争いになるわけで、チャンピオン獲得が困難なことにはまったく変わりはなかったのです。
第2戦のSUGO大会です。最大のライバルだと考えていた増田選手は開幕から3ヒート連続で優勝し、その強さを発揮していました。そこで僕のプランとしては、先行する増田選手に食らいついて、後半勝負と踏んでいたところ、増田選手がヒート2で転倒リタイアし、ノーポイントに終わったのです。そこで第2戦終了時点でランキングトップに立ち、守る立場になりました。正直戸惑いもありましたが、その後は守りながらも攻めの気持ちを忘れず戦いましたね。
正直驚きましたね。最大のライバルになるであろう成田選手が同じチームになることはちょっと想像していませんでしたから。しかし、いろんな意味でおもしろくなると思います。日本のトップライダーだし、アメリカでの経験もある。2005年チームが一新され、切磋琢磨する環境ができて非常に良い刺激をもらえたことを考えると、成田選手の加入で来年はもっと刺激のあるシーズンになると思います。ただ成田選手だけではなく、世界選手権に参戦していた熱田選手も全日本に参戦するということなので、チャンピオン獲得は今年以上に大変になると思います。しかしアメリカとか、世界とか、彼らが過去の日本チャンピオンであったこと、そして自分がチャンピオンであったことは関係なく、昨年と同様勝つことだけを考え、今まで通りやっていくだけです。
12月に入ってから徐々に身体を動かし始めていますが、まず年明け1月からは約1ヵ月間アメリカでみっちり練習します。その後日本に帰ってきてからは、レースマシンのテストなどを行いながら、自分の練習とトレーニングをしていく予定です。
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