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MotoGP世界選手権 公式ブリラムテスト 来る開幕戦に向けマシンセッティングに集中

ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2026年2月22日

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2月21日(1日目)
ブリラムテスト初日、Monster Energy Yamaha MotoGPは18番手と19番手

 開幕戦タイGPの舞台となるチャーン・インターナショナル・サーキットでIRTA公式ブリラムテストの初日がスタート。Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロ選手とアレックス・リンス選手は多くの周回を走行し、それぞれ総合結果は18番手と19番手となりました。

 2週間前のセパンテストで指を負傷したクアルタラロ選手が復帰し、意欲高まる同チーム。クアルタラロ選手は午前と午後の2回に分けて行われたセッションで合計67ラップを走行し、第2セッションで1分30秒507のベストタイムを記録して18番手。トップとの差は1.245秒でした。

 チームメイトのリンス選手は、目前に迫った開幕戦を念頭にマシン・セッティングに集中。合計64ラップを走行し、第2セッションで1分30秒512を記録してクアルタラロ選手に続く総合19番手で初日を終了しました。トップとの差は1.250秒でした。



Prima Pramac Yamaha MotoGPは17番手と21番手

 Prima Pramac Yamaha MotoGPのジャック・ミラー選手とトプラック・ラズガットリオグル選手は、1ラップの速さよりも今後を見据えたベースセッティングの追求に力を注ぎました。さまざまなセッティングを試しながら技術的課題にも取り組み、初日のテスト・プログラムを予定通りに完了しました。

 ミラー選手は、第2セッションで1分30秒325をマークし、ヤマハ勢では最速となる17番手を獲得。トップとの差は1.063秒でした。ラズガットリオグル選手も第2セッションでこの日のベストタイムとなる1分31秒574をマークして21番手。トップとの差は2.312秒でした。

ブリラムテスト1日目(2月21日)結果
順位 ライダー チーム マシン ギャップ
1 A・マルケス BK8 Gresini Racing MotoGP Ducati 1'29.262
2 M・マルケス Ducati Lenovo Team Ducati 0.129
3 F・モルビデリ Pertamina Enduro VR46 Racing Team Ducati 0.189
4 M・ベッツェッキ Aprilia Racing Aprilia 0.200
5 J・ザルコ Castrol Honda LCR Honda 0.205
6 R・フェルナンデス Trackhouse MotoGP Team Aprilia 0.224
17 J・ミラー Prima Pramac Yamaha MotoGP Yamaha 1.063
18 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1.245
19 A・リンス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1.250
21 T・ラズガットリオグル Prima Pramac Yamaha MotoGP Yamaha 2.312


2月22日(2日目)
Monster Energy Yamaha MotoGP、開幕前テストを完了

 IRTA公式ブリラムテスト最終日、Monster Energy Yamaha MotoGPのクアルタラロ選手とリンスは予定していたプログラムを完了し、それぞれ総合17番手と20番手でテストを終了しました。

 2026年シーズンの開幕を1週間後に控え、二人はテスト最終日の2セッションを最大限に活用してベースセッティングの追求に集中的に取り組みました。

 クアルタラロ選手は両セッション合計で55ラップを走行。午前中の第1セッションでは1分30秒206のベストタイムで17番手。午後はタイムを更新し、終盤で1分29秒701を記録して、このセッションでは9番手まで浮上しましたが、両セッションの総合は17番手。トップとの差は1.033秒でした。

 リンス選手は合計54ラップを走行し、第1セッションでは1分30秒234で18番手。第2セッションは1分30秒122で16番手となり、両セッション総合ではトップから1.454秒差の20番手となりました。



Prima Pramac Yamaha MotoGPはロングランに集中

 Prima Pramac Yamaha MotoGPのミラー選手とラズガットリオグル選手はセッションを通じてより長く走ることに集中しました。ニュープロジェクトは依然として多くの作業が必要な段階ですが、走るたびに進歩や改善が見られ、チームは徐々に自信を深めています。

 ミラー選手は、第2セッションで2日間のテストでベスト、ヤマハ勢では最速となる1分29秒672をマークし16番手を獲得。トップとの差は1.004秒。ラズガットリオグル選手も第2セッションでこの日のベストタイムとなる1分30秒772をマークして21番手。トップとの差は2.104秒でした。

ブリラムテスト2日目(2月22日)結果
順位 ライダー チーム マシン ギャップ
1 M・ベッツェッキ Aprilia Racing Aprilia 1'28.668
2 小椋藍 Trackhouse MotoGP Team Aprilia 0.097
3 M・マルケス Ducati Lenovo Team Ducati 0.168
5 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 0.215
5 A・マルケス BK8 Gresini Racing MotoGP Ducati 0.293
6 P・アコスタ Red Bull KTM Factory Racing KTM 0.353
16 J・ミラー Prima Pramac Yamaha MotoGP Yamaha 1.004
17 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1.033
20 A・リンス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1.454
21 T・ラズガットリオグル Prima Pramac Yamaha MotoGP Yamaha 2.104


Monster Energy Yamaha MotoGP


ファビオ・クアルタラロ選手

「ニューマシンが昨年までのものとどのように違うかを見極めているところです。もう少し時間が必要です。今後数か月のうちにさらに進歩できるよう期待しています。ペースに関しては、まだ改善が必要なので、これからも全力で取り組んでいきます。指はまだ完治していませんが、開幕戦までには良くなるでしょう」

アレックス・リンス選手

「テストとプレシーズンは終了しました。マシンのさらなる改良を目指して最大限のフィードバックを行いましたが、作業はこれからも続けていかなければなりません。体力的にはとても良い状態です。ジムでのトレーニングはとても順調だったので、開幕への準備は整っています」

マイオ・メレガリ(チーム・ディレクター)

「ブリラムでの2日間は、前回のセパンよりも厳しいものになってしまいましたが、良いデータを収集することはできました。依然としてこのニュープロジェクトは初期段階にあり、成長プロセスにおいてアップダウンは避けられないものと考えています。これまではマシンの分析・評価にすべての時間を費やしてきたのですが、今回は初めてセッティング作業に取り組みました。そのなかで限界を見ることもありましたが、同時にいくつかの可能性を発見することができました。ライダーはそれぞれ自分の表現方法を持っていますが、全員のフィードバックが合致しています。これは私たちにとってとても重要なことです。進むべき明確な方向性が示されているので、シーズンを通して着実にパフォーマンスを向上させていけると確信しています」



Prima Pramac Yamaha MotoGP


ジャック・ミラー選手

「忙しくタフな一日でした。今日はよく眠れそうです。各20ラップのロングランを2セット行ったのですが、これは、新しいバイクに向き合い、理解し、開発する上で不可欠なプロセスです。明らかに改良が必要な部分もありますが、全体的なフィーリングは良く、ここからさらに一歩一歩前進できると感じています。これは大きな励みになっており、レースを楽しみにしています。このコースは私たちにとって難しく、とくにロングストレートでは苦戦するのですが、改善のための明確なプランを持っており、チーム全員で懸命に頑張っているところです。開発プロセスをできるだけ短縮するため、私は彼らを鼓舞しながら、最大限に正確なフィードバックに努めています。ハンドリングについては良い感触がつかめています。基本的に半年前に出来上がったマシンであることを考えれば、1ラップで1秒ほどの差まで近づいていることは方向性の正しさを証明するものだと思います。エンジニアたちが全力で取り組んでくれていることを固く信じています」

トプラック・ラズガットリオグル選手

「今日はレースのシミュレーションに集中し、ジャック(ミラー)の後ろについて走りました。マシンへの理解が深まり、タイヤのことも少しずつわかってきました。周回を重ねるごとに走りやすくなってきたと感じています。課題はまだたくさんあり、メンタル面でも多くの取り組みが必要です。ジャックはフロントタイヤのバンク角が非常に大きく、後ろを走っていると今にも転倒しそうに見えるのです。ところが驚くほどスムースにコーナーを抜けていくので、そのときに、私に必要なのは気持ちの調整とタイヤへの信頼感だと気づきました。同じタイヤで6~7ラップにわたりコンスタントにタイムを維持できたのは良かったと思います。こうした成長を着実に継続していきたいと思っています」

ジーノ・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「総合的には良い一日でした。とくにジャックについては好タイムを記録できたのでうれしく思っています。さまざまな解決策を試し、ロングランも実施し、決勝を想定したペースはとても良くなっています。まだ足りないところもありますが、マシンに関するここまでの成果に満足しています。レースウイークに入ってからまたセッティングの向上を目指していきます。トップグループとの差が少しずつ縮まってきており、ジャックがマシンの挙動を的確に伝えてくれることを最もうれしく感じています。トプラック(ラズガットリオグル)については作業の方向性を絞り込み、何が機能し何が機能しないかを理解することができました。多くの人が彼に大きな期待を寄せていますが、彼には新しいマシンを学び、適応していくための時間が必要です。また私たちも、彼の要求を完全に理解できるようにならなければなりません。最終日を終えて、彼は前向きであり、新しいプロジェクトを楽しんでいるように見えました」

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