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全日本モトクロス選手権 中島漱也選手とYZ250Fがシーズン8勝で2024年に続き、IA2で二連覇を達成

ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2025年11月3日

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 2025年11月2日(日)、全日本モトクロス選手権第7戦・第63回MFJ-GPモトクロス大会が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、「YAMAHA BLU CRU RACING TEAM TAKA」から「YZ250F」でIA2に参戦する中島漱也選手が、ヒート1で4位として2年連続でチャンピオンに輝きました。
 このIA2では、2022年のジェイ・ウィルソン選手、2023年のビクトル・アロンソ選手に続く中島選手の二連覇により、「YZ250F」は四連覇となりました。

 020年に国際A級に昇格した中島選手は、着実に成長を遂げ、5シーズン目となった2024年にIA2で初のチャンピオンを獲得。2025年はヤマハ発動機株式会社が新たに発足したライダー育成を行う「YAMAHA BLU CRU RACING TEAM」からIA2への参戦を決めると、ニュージーランドへの合宿を行うなど、世界を意識してシーズンオフを過ごし開幕戦に臨みました。

 開幕戦は世界選手権への参戦経験もある実力者、ブライアン・シュー選手(ガスガス)と渡り合い、両ヒートで2位と連覇に向け確実な一歩を踏み出しました。第2戦スポーツランドSUGOでは両ヒートを制して総合優勝を獲得すると、オフロードヴィレッジ(埼玉)、世羅グリーンパーク弘楽園(広島)と、3大会連続で総合優勝を果たし、同じく「YZ250F」を駆るランキング2位の田中淳也選手に27ポイント差でサマーブレイクを迎えました。

 アメリカでサマーブレイクを過ごした中島は後半の初戦、名阪スポーツランド(奈良)で4戦連続総合優勝を達成。さらに10月にはアメリカでの国別対抗戦「モトクロス・オブ・ネイションズ」に日本代表として出場し9年ぶりの決勝進出、決勝総合11位獲得に貢献。さらに第6戦ではシュー選手と再び激突し、総合では2位となるも、ヒート2ではシュー選手を攻略して優勝するなど、その成長を示しました。

 ランキング2位の田中選手と47ポイント差で迎えた最終戦で中島選手は、ヒート1で4位を獲得すると、ヤマハ発動機の創立・レース活動70周年に華を添える2年連続となるチャンピオンを獲得しました。続くヒート2で優勝した中島選手は、16ヒートを戦い8勝、2位7回の、合計15回となる表彰台を獲得してのチャンピオン獲得となりました。



中島漱也選手
「ディフェンディングチャンピオンとして、絶対に勝たなければいけないという強い気持ちで今シーズンに挑みました。今季も年間チャンピオンを掴み取ることができ、まずはホッとしています。今年は1戦1戦が成長に繋がるレースをすることをテーマにしていました。振り返ってみると、その部分はしっかり体現できたシーズンだったと思います。特に印象に残っているのは、開幕戦でブライアンスー選手に敗れたことです。そこから少しずつ差を詰め、広島で初めて勝利し、オフビでは逆転で勝つことができました。そして最終戦でもヒート2で勝利できたことは、自分の成長を象徴する結果でした。それは守りのライディングではなく、常に攻め続ける走りを貫けたからこそ得られたものだと思います。自分が取り組んできた走りが形として出せたことは、大きな自信になりました。来年以降も世界レベルを基準に置きながら、さらに強く、一つひとつ結果に繋げて行けるシーズンにしたいと思います」



中島選手、2025年シーズンの戦績
開催日 大会名 ヒート1 ヒート2 ヒート3 総合成績
4/12-13 第1戦 HSR九州大会(熊本県) 2位 2位 - 2位
4/26-27 第2戦 SUGO大会(宮城県) 優勝 優勝 - 優勝
5/17-18 第3戦 21Groupカップ オフロードヴィレッジ大会(埼玉県) 優勝 2位 優勝 優勝
6/14-15 第4戦 中国大会(広島県) 優勝 2位 - 優勝
9/20-21 第5戦 近畿大会(奈良県) 優勝 2位 - 優勝
10/18-19 第6戦 21Group カップ 東福寺保雄記念(埼玉県) 2位 優勝 2位 2位
11/1-2 第7戦 第63回MFJ-GPモトクロス大会(宮城県) 4位 優勝 - 2位
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