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2025 FIM世界耐久選手権 コカ·コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会 「YAMAHA RACING TEAM」の第3ライダーに、スーパーバイクのアンドレア・ロカテッリ選手を招集

ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2025年6月15日

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 ヤマハ発動機株式会社は、「YAMAHA RACING TEAM」から「2025 FIM世界耐久選手権"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」に参戦する三人目のファクトリーライダーを、「Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team」からスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)に参戦するアンドレア・ロカテッリ選手に決定しました。

 ロカテッリ選手は2021年、ヤマハ・モーター・ヨーロッパが運営するWorldSBKオフィシャルチームに加入して以来、常に上位の成績を残し活躍してきました。今シーズンは、第3戦オランダのレース2でWorldSBKにおいて自身初優勝を獲得。これら数々の貢献から、5月末には同チームと2027年までの契約を更新し、今後もヤマハを代表するライダーとして活動していくことが決定しています。

 当社は、鈴鹿8耐初参戦となるロカテッリ選手を全面的にサポートし、鈴鹿8耐で多くの経験を持つ中須賀克行選手、世界のトップライダーとしてMotoGP世界選手権を走るジャック・ミラー選手とともに、2018年以来、9回目となる優勝を目指します。



小野哲(MS統括部 MS戦略部長)
「まず、ロカテッリ選手をチームに迎えることができ大変うれしく思います。これでYAMAHA RACING TEAMの最後のピースが揃いました。3名ともに実力は折り紙つきですが、中須賀選手はR1、鈴鹿8耐、鈴鹿サーキットでの豊富な経験を、ミラー選手はチームを盛り立てる情熱・闘志を、そしてロカテッリ選手はその持ち味である安定感と、初の鈴鹿8耐ということでチャレンジ精神やモチベーションをチームに与えてくれるのです。
さらに3名の個性・長所を吉川監督がつなぎ合わせ、全日本ロードレース選手権で磨き上げてきたYZF-R1も含め、高い総合力を持ったチームができあがると信じています。
そして8月3日の決勝では、中須賀選手が3月の体制発表会の際に話した“あの日の忘れ物を取りにいく”という言葉通り、2019年から再び立ち上がったファクトリーチームとしてリベンジを果たし、70周年を世界中のファンの皆さんと祝うべく、一丸となって優勝を目指します。ぜひ、たくさんのご声援をお願いします」



アンドレア・ロカテッリ選手
「ヤマハから鈴鹿8耐に参戦する機会をいただき、本当に嬉しく思います。また、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)では、ずっとヤマハライダーとして走ってきたので、これは大変光栄なことです。特にヤマハとの契約延長にサインしたばかりなので、なおさら意味のあることです。ヤマハがこのような機会を与えてくれたことに、感謝しています。
鈴鹿8耐は以前から出場したいと思っていたレースですが、それをYAMAHA RACING TEAMの一員として実現できるのは特別なことです。さらに鈴鹿は素晴らしいサーキットですし、自分にとって新たなチャンスであり、新しい経験でもあるので、今からとても楽しみにしています。
ヤマハとこのプロジェクトに関わっているすべての皆さんに感謝します。テストと決勝レースが待ちきれません。ヤマハにとってこの重要なレースで最高の結果を残せるよう全力を尽くします」



ご参考


 アンドレア・ロカテッリ選手は2013年、Moto3にスポット参戦し、翌2014年からフル参戦を開始しました。Moto3で大きな活躍を見せたのが2016年、ドイツGPとオーストラリアGPで2位表彰台に立つなど、ランキング9位を獲得しました。


 2017年にはMoto2にステップアップし、第7戦カタルニアGPで初ポイントを獲得。2018年と2019年の両シーズンでは、コンスタントにポイントを積み上げそれぞれランキング15位と18位とし、2020年からスーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)への参戦を開始しました。


 チャンピオン獲得経験のある「Evan Bros Yamaha WorldSSP Supported Team」から参戦したロカテッリ選手は、ルーキーながら15レース中、開幕9連勝を含む12勝、7回のポールポジションという圧倒的な強さを見せ、それまでの記録を破る333ポイントを獲得してチャンピオンに輝きました。


 そして2021年から「Pata Yamaha WorldSBK Official Team」に加入し、スーパーバイク世界選手権への参戦をスタート。このデビューシーズンは、4度の表彰台に立つなどの活躍でランキング4位としてルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、チームとマニュファクチャラーの両タイトル獲得に貢献しました。2022年はシーズン終盤の好調な成績でランキング5位。さらに2023年、2024年以降も好調を維持したロカテッリ選手は、ランキング4・7位でシーズンを終えました。


 迎えた2025年、ヤマハで5シーズン目を迎えたロカテッリ選手は、第2戦ポルトガルのレース1で3位とすると、続く第3戦オランダのレース1で2位表彰台。さらにレース2ではWorldSBKで自身初優勝を達成しました。現時点では5戦終えてヤマハ勢でトップとなるランキング5位につけています。


 そして5月末には、これまでの貢献を踏まえ2027年までの契約を更新し、さらに鈴鹿8耐に参戦する「YAMAHA RACING TEAM」のファクトリーライダーに決定と、今後もさらなる活躍が期待されるライダーです。



プロフィール

生年月日 1996年10月16日
出身地 イタリア・アルツァーノ・ロンバルド
国籍 イタリア
身長 173cm
体重 65kg
主な戦績
2025年 スーパーバイク世界選手権 ランキング5位 (126ポイント) [第5戦終了時点]
2024年 スーパーバイク世界選手権 ランキング7位 (232ポイント)
2023年 スーパーバイク世界選手権 ランキング4位 (327ポイント)
2022年 スーパーバイク世界選手権 ランキング5位 (274ポイント)
2021年 スーパーバイク世界選手権 ランキング4位 (291ポイント)
2020年 スーパースポーツ世界選手権 チャンピオン (333ポイント)
2019年 Moto2世界選手権 ランキング18位 (46ポイント)
2018年 Moto2世界選手権 ランキング15位 (52ポイント)
2017年 Moto2世界選手権 ランキング28位 (8ポイント)
2016年 Moto3世界選手権 ランキング9位 (96ポイント)
2015年 Moto3世界選手権 ランキング20位 (33ポイント)
2014年 Moto3世界選手権 参戦
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