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Moto2世界選手権などで若手を育成「Yamaha VR46 Master Camp Team」がソリダリティGP最後に活動を終了

ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2024年11月15日

 8年間にわたり、ともに若手ライダーの育成に取り組んできたヤマハ発動機株式会社とVR46は、2024年シーズンをもってパートナーシップを終了することとなりました。
 両社は常に、才能ある若手ライダーを支援するという目標を共有し、その最初の試みが2016年、イタリアのタヴッリアで実施したトレーニング・プログラム「Yamaha VR46 Master Camp」でした。そして2017年にはVR46 Junior Teamの協力を得て「Yamaha VR46 Master Camp Team」を設立しプロジェクトを拡大。Master Campの参加者やbLU cRUライダーにヨーロッパでレース経験を積む機会を提供してきました。

 同チームは当初、FIM CEVシリーズのMoto3クラスに参戦し、2019年に同シリーズのMoto2クラスにステップアップ。毎シーズン、レベルアップに努め、2022年にはついにMoto2世界選手権への参戦を開始しました。
 1年目は二名のルーキー、スペインのマニュエル・ゴンザレス選手とタイのケミン・クボ選手を擁して参戦。両ライダーはチームとともに成長し、2023年にはゴンザレス選手に加え、日本の野左根航太選手を新たに迎えました。ゴンザレス選手はこの年、複数回トップ5でゴールし、カタールGPでは2位としチーム史上初となる表彰台を獲得しました。
 2024年はラインアップを一新し、日本の佐々木歩夢選手とスペインのジェレミー・アルコバ選手という布陣で臨み、アルコバ選手がここまで4位を2回獲得しています。

 長年に渡りサポートしてくださったすべてのスポンサーとパートナーに対し、心からの感謝の意を表するともに、佐々木選手、アルコバ選手の今後のさらなる活躍を期待しています。
 また、スポーツ・ディレクターのヘレト・ニエト氏およびチームメンバー全員に感謝の気持ちをお伝えします。彼らのプロフェッショナリズムとハードワークがコースの内外で大きな成果を生み出しました。最後に、情熱と献身を持って応援してくださったファンやサポーターの皆さまに深く感謝申し上げます。皆さまの声援が、この挑戦に大きな力を与えてくれました。



小野哲(ヤマハ発動機 MS戦略部 部長)
「Yamaha VR46 Master Camp Teamの8年間の成果のすべてを誇りに思います。このパートナーシップでは若い才能の育成に熱心に取り組み、成長と努力、そしてサーキットにおける重要な出来事をともに祝ってきました。パートナーシップの終了に際し当社は、VR46と共有した素晴らしい時間に感謝するとともに、関係各位の輝かしい未来をお祈りいたします」



アレッシオ・サルッチ(VR46 Riders Academy ディレクター)
「Yamaha VR46 Master Camp Teamを通じたヤマハ発動機とのコラボレーションは非常に素晴らしいものでした。ともに歩んできたこの旅が若いライダーたちを成長させ、夢を叶えるサポートができたことを誇りに思います。プロジェクトに関わったすべての方の献身に感謝し、未来への誇りと期待を胸にこの素晴らしいパートナーシップを常に振り返ることになるでしょう」

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