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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
MotoGP世界選手権
Monster Energy Yamaha MotoGPのライダーにアレックス・リンス選手を起用
2023年8月3日
ヤマハ発動機株式会社はこの度、アレックス・リンス選手と契約を締結し、2024年シーズンは、ファビオ・クアルタラロ選手のチームメイトとして、リンス選手が「Monster Energy Yamaha MotoGP」からMotoGP世界選手権に参戦することが決定しました。
リンス選手は小排気量クラスから最高峰クラスまで豊富な経験を持ち、優勝は合計18回(MotoGPで6回、Moto2で4回、Moto3で8回)、表彰台は合計58回(MotoGPで18回、Moto2で17回、Moto3で23回)を獲得してきました。これらの素晴らしい実績と才能により、ヤマハのライダー・ラインアップに加わることとなりました。
2023年シーズン、リンス選手はイタリアGPのスプリント中に負傷したあとパドックを離れていますが、すでに2度の手術を受け、完治に向け懸命に取り組んでおり、世界中のMotoGPファンがその復帰を待ち望んでいます。
リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
「リンス選手がヤマハのラインアップに加わってくれることがうれしく、温かく迎えたいと思います。私たちは彼が大きな戦力になってくれることを期待しています。MotoGPライダーとしてとても経験豊富で、天賦の才能を持ち、MotoGPでは何度も優勝していることは知られています。すでに他の2メーカーを経験し、YZR-M1と似た特性を持つマシンにも乗った経験があるので、すぐに適応できるでしょう。今シーズン序盤のCOTAでの勝利には、彼のスピードはもちろん、成功への渇望と決意が表れていました。
ムジェロで負傷し、しばらくパドックから離れていますが、2024年シーズンには完全に回復して本来のスピードを取り戻してくれると確信しています。私たちは彼と仕事をするのをとても楽しみにしており、また、彼がクアルタラロ選手と協力してMonster Energy Yamaha MotoGPのトータルパフォーマンスを向上させてくれるものと信じています」
ご参考
生年月日 | 1995年12月8日 |
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出生地 | バルセロナ |
国籍 | スペイン |
身長 | 176cm |
体重 | 72kg |
GPデビュー | 2012年/カタールGP |
MotoGPデビュー | 2017年/カタールGP |
GP初優勝 | 2013年/アメリカズGP(Moto3) |
最高峰クラス初優勝 | 2019年/アメリカズGP |
GP優勝回数 | 18回(MotoGPx6回、Moto2x4回、Moto3x8回) |
GP表彰台回数 | 58回(MotoGPx18回、Moto2x17回、Moto3x23回) |
ポールポジション回数 | 17回(Moto2x4回、Moto3x13回) |
2023年 | MotoGP世界選手権:ランキング13位(47ポイント) ※イタリアGPのスプリントで負傷中 |
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2022年 | MotoGP世界選手権:ランキング7位(173ポイント) |
2021年 | MotoGP世界選手権:ランキング13位(99ポイント) |
2020年 | MotoGP世界選手権:ランキング3位(139ポイント) |
2019年 | MotoGP世界選手権:ランキング4位(205ポイント) |
2018年 | MotoGP世界選手権:ランキング5位(169ポイント) |
2017年 | MotoGP世界選手権:ランキング16位(59ポイント) |
2016年 | Moto2世界選手権:ランキング3位(214ポイント) |
2015年 | Moto2世界選手権:ランキング2位(234ポイント) |
2014年 | Moto3世界選手権:ランキング3位(237ポイント) |
2013年 | Moto3世界選手権:ランキング2位(311ポイント) |
2012年 | Moto3世界選手権:ランキング5位(141ポイント) |
経歴
2011年にCEVレプソル・インターナショナル選手権でチャンピオンに輝き、2012年はMoto3世界選手権に昇格してルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。2013年はより多くの勝利と表彰台を記録して最終戦までタイトル争いを続けましたが、同郷のマーベリック・ビニャーレス選手にわずかにおよびませんでした。2014年は怪我の影響もあり苦戦。2015年はMoto2に昇格し、その1年目で2度の優勝を果たしてルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。2016年は同クラスでタイトル争いに加わりランキング3位。そして2017年にはついにMotoGPに昇格し、Team Suzuki Ecstarから参戦を開始しました。
その年は怪我や欠場もあったものの、ルーキーながらランキング5位を獲得するなど印象的な活躍を見せました。MotoGPで2年目となる2018年には、5回の表彰台を含めて上位争いの常連となるなど強固な基盤を構築。そして2019年、アメリカGPで初優勝を果たし、イギリスGPで2度目の優勝を達成しました。翌2020年にはアラゴンGPで優勝、カタルニアGP、テルエルGP、ヨーロッパGPで表彰台に上りランキング3位を獲得しています。
2021年シーズンは少なくとも6回にわたり表彰台争いを展開したものの、成功したのはイギリスGPの1回のみ。それでも2022年には素晴らしいパフォーマンスを披露し、5戦を終えてランキングトップに立っていたリンス選手でしたが、スズキのGP撤退決定もあり調子を落としながらもシーズン終盤のフィリップアイランドとバレンシアで見事、優勝。この活躍により、すでに決定していたLCR Hondaとの新たな挑戦に向けて自信をつかみました。
そして2023シーズンは順調にスタートし、第3戦アメリカズでは優勝。しかし第6戦イタリアGPのスプリントで負傷し、2度の手術を受けてドイツGPとオランダGP欠場し、現在に至っています。