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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
MotoGP世界選手権 ヤマハ発動機株式会社とRNF MotoGP Teamが2022年の契約を締結
2021年10月22日
ヤマハ発動機株式会社とRNF Racing Ltd.はこのたび、2022年までの1年契約を締結し、当社はMotoGP世界選手権参戦に向けて新たに立ち上げられた「RNF MotoGP Team」に「YZR-M1」を供給します。この契約には2023年と2024年にパートナーシップを延長するオプションも含まれています。
「Sepang Racing Team」は「RNF MotoGP Team」として生まれ変わり、セパン・インターナショナル・サーキットの元CEOでチーム代表のラズラン・ラザリ氏が引き続き指揮を執ることとなります。同チームはIRTAと5年契約を結んでおり、2026年までMotoGP世界選手権の最高峰クラスにサテライト・チームとして出場します。
当社とRNF Racing Ltd.との間で契約が締結されたことにより、2022年は同チームに「YZR-M1」を貸与することとなり、2023年と2024年までの契約延長の可能性も残されています。
リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクター)
「RNF MotoGP Teamとして生まれ変わったチームとパートナーシップを延長することとなり、非常にうれしく思います。2018年の終わりから2019年の初めにかけてラズラン・ラザリ氏とSepang Racing TeamがMotoGP参戦をスタートしたときには、このチームが最高峰クラスに旋風を巻き起こすことなど予想していませんでした。
しかし、2019シーズンに早くも注目を浴び、2020シーズンにはそのプロフェッショナリズムと質の高さを存分に発揮してきたチームが、来る2022年はRNF MotoGP Teamとして新たに活動をはじめます。チームのDNAはそのままなので、私たちは自信を持って、オフィシャル・サポートのサテライト・チームとしてパートナーシップを継続できます。ヤマハは常に、ファクトリー・チームから2台、サテライト・チームから2台、合計4台のマシンをMotoGPのグリッドに並べ続けたいという思いを明確にしてきました。
今回の1年契約が2022シーズンの途中で延長され、さらに2024年まで続くことを期待しています。新たに創設されたRNF Racing Ltd.が目標を達成できるよう全力でサポートし、才能あるライダーにMotoGPを通じてヤマハとともに歩む機会を提供していきたいと思います」
ラズラン・ラザリ談(RNF Racing創設者、チーム代表者)
「私たちは今日、RNF MotoGP Teamの歴史的な第一歩を踏み出すことができました。今シーズンは様々な変化が起こったにもかかわらず、私を信頼し続けてくれたヤマハに心から感謝しています。
この3年間でともに達成してきた優勝、表彰台、ポールポジション、そして様々な賞は非常に思い出深く、私たちをさらなる高みへと駆り立ててくれます。強力なライダーラインアップに恵まれ、同様に強く情熱あふれるクルーたちに支えられて、私たちは過去の成功を通して多くの経験を積んできました。だからこそ、またヤマハとともに2022シーズンに臨む準備を整えることができたと思っています」