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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
AMAモトクロス選手権450MX フェランディス選手が自身初、ヤマハにとって2007年以来のチャンピオンを獲得
2021年9月6日
2021年9月4日(土)、AMAモトクロス選手権の第11戦FOXレースウェイ2が行われ、「Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team」からYZ450Fで450MXに参戦する#14デュラン・フェランディス選手が総合2位とし、自身初となる最高峰クラスのチャンピオンに輝きました。ヤマハ発動機株式会社にとっては、2007年のグラント・ラングストン選手以来、14年ぶりのチャンピオン獲得となります。
フェランディス選手は2020年に、AMAスーパークロス250SXウエストとAMAモトクロス選手権250MXで2冠を達成。2021年から450クラスにステップアップし、1月に開幕したスーパークロスはランキング7位を獲得しました。その後、5月に開幕したモトクロスでは、ルーキながら開幕戦のモト1で初優勝、モト2で3位とし、初の総合優勝と幸先の良いスタートを切りました。
その後、第10戦までの20レースで優勝6回、2位9回、3位3回を獲得。さらに両レースの結果による総合成績では5回の総合優勝など10大会連続で表彰台に立ち、強力なライバルが揃う最高峰クラスにおいて抜群の安定感を発揮し、ランキング2位に50ポイント差をつけて第11戦を迎えました。
その第11戦FOXレースウェイ2では、モト1では今季7回目となる優勝、モト2では10回目の2位として総合2位となり、11戦連続表彰台を達成。これにより、ライバルとの差を64ポイントとして最終戦を待つことなく、参戦1年目にして最高峰クラスのチャンピオンを獲得しました。
AMAモトクロス選手権は1972年にスタートしましたが、最大排気量クラスでヤマハは、1973年の500ccクラスでピエール・カールスマーカー選手を皮切りに5回。1994年に最大排気量クラスが250ccとなってからは、1998年、ダグ・ヘンリー選手が1回。450ccマシンが主体となった2006年以降は、2007年のグラント・ラングストン選手が1回を獲得しており、フェランディス選手のチャンピオン獲得により、最大排気量クラスでのチャンピオンは通算8回となりました。
ディラン・フェランディス選手談(450MX チャンピオン)
「今日はチャンピオンを狙っていましたし、本当に勝ちたかった一戦でした。実際、チャンピオンを獲得するためにベストを尽くしました。450MXに参戦した最初の年にチャンピオンになるというのは信じられないことです。若い頃、250のチャンピオンになることを夢見ていましたが、450MXのチャンピオンになるなんて夢にも思いませんでした。これは夢を実現した以上のことなのです。これまでやって来た中で最高の結果です。本当に今年は私にとって素晴らしい年でした。ヤマハのバイクで、そしてこのチームで勝つことは素晴らしいことです。この勝利に関わったすべての人たちに感謝しています」
ジェレミー・コッカー、チーム・マネジャー談
「今日は自分の人生の中で、決して忘れることのできない一日になりました。私はこれまで、250ccのエンジンビルダーやクルーチーフとして数々の選手権に参加して来ましたが、今回は本当に特別です。涙が溢れてきます。チームクルーは素晴らしく、このチームには同じ目標を持っていない人はひとりも居ませんでしたし、我々全員がその目標のために懸命に取り組んできました。これは我々の誰もが決して忘れないことです。フェランディス選手が今日成し遂げたことを私は誇りに思います。彼のライディングは素晴らしかったのです。あと1戦残っていますが、ハングタウンも勝利を目指します