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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
MotoGP世界選手権 カタールテスト、2日目を終了しクアルタラロが総合トップ、ビニャーレスは総合7番手
2021年3月8日
3月6日(1日目)
初日、ヤマハ勢トップはモルビデリの7番手、ビニャーレスがこれに続く9番手
クアルタラロとロッシがそれぞれ新チームで初走行
初日、ヤマハ勢トップはモルビデリの7番手、ビニャーレスがこれに続く9番手
クアルタラロとロッシがそれぞれ新チームで初走行
待ちに待った新シーズンがついにスタート。数カ月間のオフシーズンを終えた「Monster Energy Yamaha MotoGP」は6日、シーズン最初の走行に臨み、マーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロが2021年型YZR-M1の感触を確かめながら走行、それぞれ9番手と15番手でテスト初日を終了しました。
ビニャーレスはリズムをつかむことに集中し、フィーリングを確認しながら合計51ラップを走行。33ラップ目に1分55秒259の最速ラップを記録してトップに0.572秒差の9番手を獲得しました。
今シーズンからファクトリーチームに加わったクアルタラロは、Monster Energy Yamaha MotoGPデビューを待ち焦がれていました。新たな環境で迎えたテスト初日は、7時間に及んだセッションのなかで合計69ラップを走破。35ラップ目に記録した1分55秒707がベストとなり15番手につけ、トップからは1.020秒差でした。
ロサイル・インターナショナル・サーキットの砂嵐に出迎えられた「Petronas Yamaha Sepang Racing Team」。そのテスト初日、フランコ・モルビデリは7番手、バレンティーノ・ロッシは同チームでの初走行を14番手で終えました。
路面コンディションの回復を待って、スタートから1時間半後にコースインしたモルビデリ。早々にトップ10に入った後は、新エンジンで走行距離を積み重ねながら合計61ラップを走り切り、トップに0.487秒差と迫る1分55秒174を記録して7番手を獲得しました。
一方のロッシは、Petronas Yamaha SRTカラーのYZR-M1で初めてのライディングを披露し、7時間のセッションのほとんどでモルビデリとともにトップ10につけていました。合計54ラップの走行のなかで新型シャシーを試し、最終的には1分55秒584のベストラップで14番手。トップとの差は0.897秒でした。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing Team Gresini | Aprilia | 1’54.687 |
2 | S・ブラドル | Honda Test Team | Honda | 1’54.943 |
3 | J・ミル | TTeam SUZUKI ECSTAR | Suzuki | 1’54.980 |
4 | J・ミラー | Ducati Lenovo Team | Ducati | 1’55.022 |
5 | M・オリベイラ | Red Bull KTM Factory Racing | KTM | 1’55.084 |
6 | J・ザルコ | Pramac Racing | Ducati | 1’55.110 |
7 | M・モルビデリ | PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team | Yamaha | 1’55.174 |
9 | M・ビニャーレス | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 1’55.259 |
14 | V・ロッシ | PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team | Yamaha | 1’55.584 |
15 | F・クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 1’55.707 |
カタール レコードラップ:J・ロレンソ 1分54秒927(2016年)
カタール ベストラップ:M・ビニャーレス 1分53秒546(2019年)
3月7日(2日目)
クアルタラロが2日目に総合トップへ、ビニャーレスは7番手に浮上
モルビデリとロッシは、4番手と20番手で2日目を終了
クアルタラロが2日目に総合トップへ、ビニャーレスは7番手に浮上
モルビデリとロッシは、4番手と20番手で2日目を終了
「Monster Energy Yamaha MotoGP」は、MotoGPオフィシャルテストの2日目を迎え、クアルタラロとビニャーレスが7時間のセッションを利用してマシンのフィーリング向上を目指し、ラップタイムではそれぞれトップと7番手を獲得。2日間の総合でも同順位となっています。
クアルタラロは最初の数ラップでリズムを掴むと、テストプログラムを着実に実行。終盤でタイムアタックに挑み、59ラップ中52ラップ目に、参加ライダーで唯一、54秒台の壁を破る1分53秒940を記録してトップに浮上しました。そのまま最後まで順位をキープし、2番手に0.077秒差をつけてこの日の走行を終えています。
チームメイトのビニャーレスは、2021年型YZR-M1に合わせたライディングスタイルの追求に集中。気温が下がりはじめた時間帯に第2コーナーで小さなクラッシュもありましたが、怪我はなく、その後も走行を継続し、全66ラップ中55ラップ目で1分54秒395のベストラップを記録して総合7番手となりました。トップのクアルタラロとの差は0.455秒でした。
コンディションが向上したロサイル・インターナショナル・サーキットでテスト2日目に臨んだ「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」。モルビデリは一時、トップに立ったあと4番手でセッションを終了。チームメイトのV・ロッシは20番手となりました。
モルビデリはセッション開始から2時間ほどで前日のタイムを更新。合計63ラップを走行し、そのなかでリアエンドのセッティングをテストして安定性向上を追求したほか、セッション終盤ではスタートのための改良型デバイスを試しました。最終的にはトップに0.213秒差の1分54秒153で4番手を獲得しています。
チームメイトのロッシは前日に引き続き、2台のYZR-M1を乗り比べてシャシーの感触を確認したほか、リアグリップの向上に取り組みました。風が弱まり、前日よりもコンディションが改善されたなかでテストに集中したロッシは、タイムアタックは行わず、全50ラップのなかで1分55秒708を記録して20番手でした。
テストはこのあと2日間のインターバルをはさみ、現地時間10日の14:00に再開。そこからさらに3日間のスケジュールが予定されています。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | F・クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 1’53.940 |
2 | J・ミラー | Ducati Lenovo Team | Ducati | 1’54.017 |
3 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing Team Gresini | Aprilia | 1’54.152 |
4 | F・モルビデリ | PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team | Yamaha | 1’54.153 |
5 | S・ブラドル | Honda Test Team | Honda | 1’54.210 |
6 | J・ザルコ | Pramac Racing | Ducati | 1’54.356 |
7 | M・ビニャーレス | Monster Energy Yamaha MotoGP | Yamaha | 1’54.395 |
20 | V・ロッシ | PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team | Yamaha | 1’55.708 |
カタール レコードラップ:J・ロレンソ 1分54秒927(2016年)
カタール ベストラップ:M・ビニャーレス 1分53秒546(2019年)