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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2018年 全日本ロードレース選手権 JSB1000 中須賀克行選手が「YZF-R1」20周年に華を添える通算8回目のチャンピオンを獲得

2018年11月5日

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 2018年11月4日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース選手権第9戦・MFJグランプリ50回記念大会で、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から「YZF-R1」で国内最高峰のJSB1000に参戦する中須賀克行選手がレース1で2位を獲得し、「YZF-R1」の20周年となるメモリアルイヤーに華を添える通算8回目のチャンピオンに輝きました。

 中須賀選手は今シーズン、チームメイトの野左根航汰選手とともに「YZF-R1」の20周年を記念し初代モデルを彷彿とさせるブルーをベースとした特別カラーのマシンで参戦。2レース制で行われた開幕戦のもてぎと第2戦鈴鹿の4レースを全勝します。ウエットで行われた第3戦オートポリスは9位となりましたが、2レース制で行われた第4戦SUGOでも連勝し独走状態でシーズンを折り返します。その後、4連覇を達成した鈴鹿8耐での怪我をおして臨んだ第6戦もてぎ、第7戦オートポリスの2大会で行われた3レースもすべて勝利。第8戦岡山国際が台風の影響で決勝が中止となりましたが、ランキング2位の高橋巧選手(ホンダ)に43ポイントの差をつけて最終戦を迎えました。

 MFJGPで中須賀選手は、「YZF-R1」の20周年を締めくくるべく、赤・白の特別カラーを採用した「YZF-R1」で出場しました。3日の予選では、サーキットレコードを連発し両レースのポールポジションを獲得。雨となった翌日の決勝レース1は、1周目こそ3番手となるもすぐに2番手に浮上してそのままチェッカーを受けると、レース2を待たずして自身の記録を更新する通算8回目のチャンピオンを獲得しました。さらにレース2も2位とし、優勝8回を含む10回の表彰台を獲得する圧倒的な成績でシーズンを締めくくりました。
 また野左根選手は、今シーズン2位3回、3位4回、合計7回の表彰台を獲得。中須賀選手とワン・ツーフィニッシュを果たすなど、昨年を上回るランキング4位でシーズンを終えました。

中須賀克行選手談
「2006年に現チームの前身であるヤマハトップチームで走るようになり、12年間で8回のチャンピオンを獲得してきました。自分ひとりではレースを戦うことはできず、ましてチャンピオンは全員の想いが一つにまとまらないと獲れないもの。だからこそ、ヤマハはもちろんスポンサーの方々、チームスタッフ、そしてファンの皆さんには心から感謝しています。今シーズンを振り返ると、今回のように勝つことができない悔しいレースもありましたが、勝てたレースはすべてがよい思い出です。特に鈴鹿8耐で怪我をし、完治していない状態で勝つことができたツインリンクもてぎのレースが印象深く、あの勝利がなければまた違う展開になっていたかもしれません。また今年はホンダファクトリーが復活し、タフなシーズンになると覚悟していましたが、ライバル勢が足踏みをしている間に勝ち星を積み上げられたのもチャンピオンを獲得できた要因です。今年で37歳になりましたが、現役の間はタイトルを獲り続けられるようがんばりますので、今後とも応援をお願いします。本当にありがとうございました」



吉川和多留監督談
「今年のYAMAHA FACTORY RACING TEAMは、鈴鹿8耐で4連覇を達成して、全日本のJSB1000では中須賀選手がチャンピオンを取り戻してくれました。今シーズンの中須賀選手は、これまで以上の強さと速さを発揮していましたが、それを側で見ている野左根選手のパフォーマンスも確実に上がりました。チームの総合力は確実に高まっていますが、もちろん反省点もあるので、今後はそれをしっかりクリアして、総合力に磨きをかけ、2人でタイトル争いができるようなチームにしていきたいと思っています。最後に、応援していただいたファンの方々、レース活動を支えていただいたスポンサーの皆さま、チームスタッフに心から感謝しています。ありがとうございました」



中須賀選手 2018シーズンの戦績
開催日 大会名 成績
4月7-8日 第1戦 もてぎ (栃木県) 優勝/優勝
4月21-22日 第2戦 鈴鹿(三重県) 優勝/優勝
5月13日 第3戦 オートポリス(大分県) 9位
6月16-17日 第4戦 SUGO(宮城県) 優勝/優勝
8月19日 第6戦 もてぎ (栃木県) 優勝
9月1-2日 第7戦 オートポリス(大分県) 中止/優勝
9月30日 第8戦 岡山国際(岡山県) 中止
11月4日 第9戦 MFJGP鈴鹿(三重県) 2位/2位

※第5戦はJSB1000のレース設定はありません。
※第8戦は決勝が中止となりましたが、予選の順位に対し通常のレースポイントの半分が付与されました。

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