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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
2018年 全日本ロードレース選手権 ST600 岡本裕生選手が最終戦で大逆転、「YZF-R6」で初のチャンピオンを獲得
2018年11月5日
2018年11月4日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース選手権第9戦・MFJグランプリ50回記念大会で、「51ガレージ チームイワキ」から「YZF-R6」でST600に参戦する岡本裕生選手が2位とし、岡本選手にとっては自身初、ヤマハとしては2017年の前田恵助選手に続き2年連続でのチャンピオン獲得となります。
岡本選手はシーズン開幕戦で3位表彰台と幸先のよいスタートを切ると、SUGO大会、筑波大会のレース2での優勝を含め開幕から4大会5レース連続で表彰台を獲得しました。続く岡山国際は台風の影響で決勝が中止となりましたが、予選順位に対して通常のハーフポイントが与えられることになり、予選5番手だった岡本選手は8ポイントを獲得。こうしてMFJGPにはランキングトップの小山知良選手(ホンダ)に1ポイント差の2位で臨みました。
その決勝は、ドライで行われた予選で小山選手がポールポジションを獲得したのに対し、岡本選手は7番手と不利な状況で決勝を迎えます。しかし雨によるウエットレースとなった決勝は、前半からトップ争いに加わり、小山選手の前で有利にレースを進めていきました。そしてレースが中盤になると小山選手が他車と接触してコースアウト。これにより、岡本選手はチャンピオン獲得に大きく近づきましたが、その後も優勝を目指しトップ争いを繰り広げて2位でチェッカーを受け、逆転で初の全日本チャンピオンに輝きました。
岡本裕生選手談
「前日の予選は僕の7番手に対して、ランキングトップの小山選手がポールポジションとビハインドがありました。しかし、ドライでもウエットでも戦える自信があったので、優勝を照準に決勝に臨みました。レースでは正直、小山選手のことは意識していなかったし、コースアウトで順位を落としたことも知らず、特に終盤は佐野選手とのバトルに集中。自分が速いところ、遅いところが明確で、得意なブレーキングで勝負していましたが、かなり激しいバトルとなり、最後はチャンピオンのことも視野に無理せず走って2位。今年は一つ一つ勝ちを重ねること重視していたので、この結果は悔しいですが、チャンピオンもまた目標の一つではあったので、さすがにチームの皆さんが迎えてくれた時はウルっとしてしまいました。将来は海外で活躍することが目標なので、このチャンピオンは僕にとっては通過点です。今後もしっかり未来を描き進んでいきたいと思います。最後に僕を受け入れ、サポートしてくれたチームの皆さま、ファンの皆さま、本当にありがとうございました」
プロフィール
岡本 裕生(おかもと ゆうき)
出身地 | 埼玉県 |
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生年月日 | 1999年7月23日 |
2018年 | 全日本ST600 チャンピオン |
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2017年 | 全日本ST600 ランキング3位 |
2016年 | 全日本J-GP2 ランキング26位 |
開催日 | 大会名 | 成績 |
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4月8日 | 第1戦 もてぎ (栃木県) | 3位 |
6月17日 | 第4戦 SUGO(宮城県) | 優勝 |
6月30日-7月1日 | 第5戦 筑波(茨城県) | 3位/優勝 |
9月2日 | 第7戦 オートポリス(大分県) | 2位 |
9月30日 | 第8戦 岡山国際(岡山県) | 中止 |
11月4日 | 第9戦 MFJGP鈴鹿(三重県) | 2位 |
※第2・3・6戦はST600のレース設定はありません。
※第8戦は決勝が中止となりましたが、予選の順位に対し通常のレースポイントの半分が付与されました。