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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2017年 全日本ロードレース選手権 ST600 前田恵助選手が自身初の全日本チャンピオンを獲得

2017年11月6日

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 2017年11月5日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で開催された全日本ロードレース選手権第9戦・第49回MFJグランプリで、「伊藤RACING・GMDスズカ」から「YZF-R6」でST600に参戦する前田恵助選手が、ST600参戦4年目にして自身初、ヤマハにとっては2015年の横江竜司選手以来2年ぶりのチャンピオンを獲得しました。

 前田選手は昨シーズン、ランキングトップで最終戦に臨み、予選ではコースレコードの2分11秒920でポールポジションを獲得。しかし決勝では転倒リタイアとなり、チャンピオンを逃しました。迎えた2017シーズンは、開幕戦・筑波大会とSUGO大会で2位表彰台を獲得する好スタートを切ると、もてぎ大会では全日本初優勝を飾りポイントリーダーに立ちます。続くオートポリスでは7位とするも、岡山国際では今季2勝目をあげ、ランキング2位につける國峰啄磨選手(ホンダ)に7ポイントのアドバンテージを持って最終戦に臨みました。

 MFJGPでは、予選でポールポジションを獲得すると、決勝もホールショットからレースをスタートしました。ところが序盤ペースが上がらず、一時はライバルの國峰選手に先行を許すなど、4番手までポジションを落としてしまいます。「これで我に返った」という前田選手はペースを取り戻し、挽回して2番手に浮上。終盤もトップには及ばなかったものの、果敢に攻め続けて2位でチェッカーを受け、シーズン2勝を含む5回の表彰台を獲得し、全日本で初のチャンピオンを獲得しました。


前田恵助選手談
「昨年、チャンピオンを獲り損なったこともあり、本当にすごくうれしいし、最高の気分です。今シーズンは、もてぎで全日本初優勝を獲得し、その直後のオートポリスで崩れてしまったのですが、岡山国際で2勝目をあげ“いける”という感触を掴みました。この最終戦は、優勝がなくそれを求めるが故に、自分にプレッシャーをかけた昨年と違い、不安はなく、グリッドでも皆さんの声に励まされ落ち着いてスタートを切れたのですが、序盤はガチガチで攻めることができず、ポジションを落としてしまいました。ただ4番手に落ちた時に、“何をやっているんだ”と我に返り、一気に緊張が解け、優勝こそ逃しましたが、表彰台に立ってチャンピオンを決めることができました。うれしいのですが、僕はもっと上のクラスで勝負したいという気持ちがあります。だからこそ、このタイトルでようやくスタートラインに立ったという感じです。もし今後、ステップアップの機会があれば、全力を尽くしさらに成長していきたいと考えています。最後に伊藤監督をはじめ、支えてくれたすべての方に感謝します。1年間、ありがとうございました」

プロフィール

前田 恵助(まえだ けいすけ)

出身地 愛知県
生年月日 1997年10月10日
主な成績
2017年 全日本ST600 チャンピオン
2016年 全日本ST600 ランキング5位
2015年 全日本ST600 ランキング5位
2014年 全日本ST600 ランキング14位
2013年 鈴鹿サンデーロードレースST600ランキング3位
2012年 全日本J-GP3ランキング19位
前田選手2017年シーズンの戦績
開催日 大会名 成績
4月9日 第1戦 筑波 (茨城県) 2位
5月14日 第3戦 SUGO(宮城県) 2位
6月11日 第4戦 もてぎ(栃木県) 優勝
6月25日 第5戦 オートポリス(大分県) 7位
10月1日 第8戦 岡山国際(岡山県) 優勝
11月5日 第9戦 MFJGP鈴鹿(三重県) 2位

※第2・6・7戦はST600クラスのレース設定はありません。

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