本文へ進みます

詳細本文

ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

Yamaha Motor Europe N.V.がイタリアで
2017シーズンのヤマハオフィシャルレーシングチーム体制発表会を開催

2017年2月7日

 2017年2月7日、ヤマハ発動機株式会社の欧州現地法人であるYamaha Motor Europe N.V.(YME)が、イタリアのジェルノ・ディ・レズモにあるMovistar Yamaha MotoGPの本拠地で、2017シーズンのヤマハオフィシャルレーシングチーム体制発表会を開催し、欧州におけるロード、オフロードの各種レースに参戦する15チーム、41人のライダーを発表するとともに、参戦マシンを披露しました。

■ エンデューロ/ラリー
 エンデューロ世界選手権には、「Outsiders Yamaha Official Enduro Team」からロイック・ラリューがEnduroGPに、ジェーミー・マッカニーがEnduro 2に参戦。同じくEnduro 2には「Johansson Yamaha Junior Enduro Team」のミケル・パーションが参戦します。3人は「WR450F」と「WR250F」の性能をレースを通じてアピールするとともに、チャンピオン獲得をめざします。
 すでに終了したダカール・ラリーは、「Yamalube Yamaha Official Rally Team」のエイドリアン・ファン・ベベレンが、最終ステージで優勝を果たすなど、表彰台にあと一歩の総合4位を獲得。また、近く発表を予定している「WR450F Rally」で出場したザビエル・デ・ソウルトレイトは、序盤でステージ優勝を果たすなど活躍しました。

■ モトクロス
 モトクロス世界選手権のMXGPには、「Monster Energy Yamaha MXGP Factory Team」から、2015年のチャンピオンであるロマン・フェーブルと、2014年のランキング2位、ジェレミー・ファン・フォルベークが「YZ450FM」で参戦しチャンピオンを狙います。さらに、「Wilvo Yamaha MXGP Team」から、2013年にGP初優勝を果たしたショーン・シンプソンと、2014年ブラジルGPのMX2ウイナーとなったアーヌー・トヌスが、「YZ450F」で参戦します。トヌスはこの2年間、アメリカのAMAモトクロスおよびAMAスーパークロスに出場しており、3年ぶりの世界選手権復帰となります。
 MX2は、「KEMEA Yamaha Official MX2 Team」から、2016年のランキング3位、ベノア・パトエルとブレント・ファン・ドニンクに、アルビン・オスルンを加えた3人がチャンピオンをめざします。
 また、若手ライダーの育成をめざしたヤマハのオフィシャルチームが、ヨーロッパモトクロス選手権に参戦します。まずEMX250には、元MX1世界チャンピオンのデビッド・フィリッパーツと「SDM Corse MX Team」が設立した「ASTES4-TESAR Yamaha Official EMX250 Team」から、2015年MX125ジュニア世界選手権チャンピオンのマキシム・ルノー、ロアノ・ファン・デ・モザイク、カーリス・サボーリスという今後の成長が期待される3人が出場します。
 EMX125には、2016 Yamaha YZ125 CUPのチャンピオンであるティム・エドバーグをはじめ、リック・エルジンガ、ティボ・ベニスタンが、「MJC Yamaha Official EMX125 Team」から参戦します。
 ウィメンズモトクロス世界選手権には、2016年ランキング2位のナンシー・ファン・デ・ベン(NoFear NVD Yamaha Official MX Team)、世界選手権で4度のチャンピオンに輝き、今シーズンからヤマハへ復帰するキアラ・フォンタネージ(Fonta Yamaha Official WMX Team)、そしてコートニー・ダンカン(Altherm Yamaha Official WMX Team)の3人が出場します。

■ ロードレース
 活動再開から2年目を迎えるスーパーバイク世界選手権では、当社がこれまで以上にチームとの連携を深め、研究開発部門を拡大。さらにMovistar Yamaha MotoGPの本拠地に隣接し、かつてスーパーバイクの活動拠点があったジェルノ・ディ・レズモへ移転します。ライダーは2016年に続きアレックス・ローズと、今年から新たに加わるマイケル・ファン・デル・マークが、「Pata Yamaha Official Team WorldSBK」から参戦します。
 活動を再開するスーパースポーツ世界選手権では、これまで多くの選手権でチャンピオンを獲得してきた「YZF-R6」の新型マシンを投入します。チームは、世界選手権のGP125およびGP250で活躍したミルコ・ジャンサンティをテクニカル・ダイレクターに迎え、フィリッポ・コンティがチーム・マネジャーを務める「GRT Yamaha Official WorldSSP Team」が参戦し、ライダーは、2016年の世界耐久選手権でチャンピオン獲得に貢献したルーカス・マヒアスとフィデリコ・カリカスロです。
 新設されたヨーロッパスーパーストック1000選手権では、「Pata Yamaha Official STK1000 Team」から2人のライダーが「YZF-R1M」で参戦します。まず、同チームで2年目のシーズンを迎えるフロリアン・マリノは、2016シーズンの2戦目で負傷し戦線を離脱。その後、厳しいトレーニングとリハビリで完治し、今シーズン、復帰を果たします。チームメイトとして加わるのは、2015年のスーパーストック1000 カップでランキング2位となったイタリア人のロベルト・タンブリーニです。
 また新しくスタートするスーパースポーツ300世界選手権では、若手の育成をめざして「R3 bLU cRU Challenge」を実施し、6人の「bLU cRU」ライダーが「YZF-R3」で参戦します。
 世界耐久選手権は、2つのオフィシャルチームが参戦します。過去、2度のチャンピオンに輝き、昨年は僅差でランキング2位となった「GMT94 Yamaha Official EWC Team」は、長年エースとしてチームを引っ張ってきたデビット・チェカに加え、2008年ロードレース世界選手権GP125チャンピオンのマイク・ディ・メリオ、スーパーストック 1000チャンピオンで、MotoGPなどへの参戦経験を持つニッコロ・カネパが、「YZF-R1」で3度目のチャンピオンをめざします。
 そしてもう一つが、2009年のチャンピオン、2016年は、鈴鹿8耐で世界耐久選手権のレギュラーチームとして最高の4位を獲得するなどランキング6位となった「YART Yamaha Official EWC Team」です。ライダーは、ブロック・パークスとマックス・ノイキルヒナーに加え、全日本ロードレース選手権の若手トップライダーである野左根航汰、ドイツ人の若手、マービン・フリッツを加えた新体制となります。
 なお、「YART Yamaha Official EWC Team」は、2017年よりブリヂストンと契約を結び、パートナーとして、世界耐久選手権で2度目のチャンピオン獲得をめざします。

ページ
先頭へ