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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
アジアロードレース選手権 アジアプロダクション250
タイのウォンタナノン選手が今季8勝目をあげチャンピオンを獲得
2016年10月3日
2016年10月1-2日、アジアロードレース選手権(ARRC)の第5戦インド大会がブッダ・インターナショナル・サーキットで開催され、「Yamaha Thailand Racing Team」から「YZF-R25」で、アジアプロダクション250(AP250)に参戦するアピワット・ウォンタナノン選手がレース2で今季8勝目をあげ、最終戦を待たずしてチャンピオンを獲得しました。
ウォンタナノン選手は、今シーズンから「Yamaha Thailand Racing Team」に加入。「YZF-R25」を駆り開幕3連勝を遂げると、その後も第3戦日本大会での2連勝など優勝を重ね、アジアの若手トップライダーが集うAP250の中でも圧倒的な強さを見せてきました。今大会に向けてウォンタナノン選手は、当社とバレンティーノ・ロッシ選手が主宰する「VR46 Riders Academy」が協力し、若手ライダーの育成・教育を行う第2回「THE MASTER CAMP」に参加。イタリアで、5日間に及ぶトレーニングを受け今大会に臨み、混戦となったレース1で優勝してチャンピオンに王手をかけると、レース2でもホールショットから主導権を握り、今シーズン8度目となる勝利を飾って、チャンピオンを決定しました。
ヤマハは2015年、AP250の設定を機に、アジアのレース振興において、課題の一つであったステップアップ構造を整備するための施策として、アジア各国の現地法人と連携し参戦を開始しました。昨シーズンは、チャンピオンには届きませんでしたが、今シーズンは「YZF-R25」の熟成とともに、「THE MASTER CAMP」の開催、アドバイザーの派遣など、サポートを強化することによりライダー、チームがレベルアップ。開幕戦から多くの好成績を残してきました。今後も各国の現地法人と連携しながら、「ヤマハレーシングスピリット」を受け継ぐ人材の育成に努めていきます。
アピワット・ウォンタナノン選手談
「チャンピオンを獲れて本当にうれしいです。レースをはじめてからこの日を長い間待ち望んでいました。スポンサーをはじめ、ヤマハ、支えてくれたみなさんに心から感謝しています。昨年はもう少しのところでチャンピオンを逃してしまっていたので、今年は何が何でも絶対にチャンピオンを獲りたかった。その目標が実現して本当に幸せです」
開催日 | 大会名 | 成績 |
---|---|---|
4月1・2日 | 第1戦マレーシア | 優勝/優勝 |
5月7・8日 | 第2戦タイ | 優勝/5位 |
6月4・5日 | 第3戦日本 | 優勝/優勝 |
8月6・7日 | 第4戦インドネシア | 6位/優勝 |
10月1・2日 | 第5戦インド | 優勝/優勝 |