詳細本文
ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
2015年モトクロス世界選手権MXGPクラス
ロマン・フェーブル選手が世界最高峰MXGPクラスのチャンピオンを獲得
2015年9月1日
2015年8月30日、モトクロス世界選手権・第16戦オランダGPが開催され、「YAMAHA FACTORY RACING YAMALUBE」から「YZ450FM」で世界最高峰のMXGPクラスに参戦するロマン・フェーブル選手が総合2位を獲得し、2015シーズンのチャンピオンに輝きました。ヤマハにとって最高峰クラスのチャンピオン獲得は、2003年にMXGPクラス(一時MX1クラス)が誕生して以来、通算7回目となります。
元ヨーロッパチャンピオンで、現在23歳のフェーブル選手はヤマハ加入とともに、今シーズンからMXGPクラスにステップアップ。第6戦のスペインGPで総合3位とし初の表彰台を獲得すると、第16戦オランダGPまで11戦連続で表彰台に立ち、12回のヒート優勝、6回の総合優勝という活躍で、シーズン終了まで2戦を残し、自身初、ヤマハにとっては2009年のアントニオ・カイローリ選手以来となるチャンピオンとなりました。
フェーブル選手はこの後、メキシコGPとアメリカGPに出場し、9月26〜27日に地元フランスで開催される「Monster Energy FIM Motocross of Nations」に、ディフェンディングチャンピオンであるフランスチームの代表として参戦します。
ロマン・フェーブル選手談
「スタートさえ決めれば表彰台に立てること、そしてポラン(ホンダ)の前でフィニッシュすればチャンピオンになれることがわかっていた。第1ヒートではそれができなかったが、第2ヒートのスタートはうまくいって、ライバルをかわし勝利するとともに、2015年の世界選手権を制することができた。皆にいくら感謝しても足りないほどで、特にチームは、昨年の冬にチャンスをくれ、そしてすばらしい仕事をしてくれた。本当にすごくうれしいよ」
エリック・エゲンス、ヤマハ・モーターヨーロッパMXマネージャー談
「最高峰クラスのルーキーイヤーにチャンピオンになるというのは特別なこと。これは、ロマンだけでなく、チーム、そしてヤマハが一体となってはじめて成し遂げられるものだが、力を合わせ、実際にそれをやってのけた。ロマンはシーズン中に成長を遂げ強くなり、チームは信頼感と安定感を備え、ライダーとともにマシン開発を続けて進化させ、リタイアもトラブルもなくすばらしいシーズンをおくり、チャンピオンを勝ち獲ったのだ」
開催日 | 大会名 | 第1ヒート | 第2ヒート | 総合成績 |
---|---|---|---|---|
2月28日 | カタールGP | 6位 | 7位 | 6位 |
3月8日 | タイGP | 3位 | 4位 | 4位 |
3月29日 | アルゼンチンGP | 8位 | 6位 | 7位 |
4月19日 | トレンティーノGP | 7位 | 3位 | 4位 |
4月26日 | ヨーロッパGP | 10位 | 5位 | 7位 |
5月10日 | スペインGP | 4位 | 2位 | 3位 |
5月24日 | イギリスGP | 7位 | 1位 | 3位 |
5月31日 | フランスGP | 2位 | 1位 | 優勝 |
6月14日 | イタリアGP | 1位 | 6位 | 優勝 |
6月21日 | ドイツGP | 1位 | 2位 | 優勝 |
7月5日 | スウェーデンGP | 1位 | 1位 | 優勝 |
7月12日 | ラトビアGP | 8位 | 1位 | 3位 |
7月26日 | チェコGP | 1位 | 1位 | 優勝 |
8月2日 | ベルギーGP | 3位 | 3位 | 3位 |
8月23日 | ロンバルディアGP | 1位 | 1位 | 優勝 |
8月30日 | オランダGP | 5位 | 1位 | 2位 |