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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMが鈴鹿8耐を制覇
1996年以来、ヤマハ通算5回目の優勝
2015年7月29日
ヤマハ発動機株式会社は、2015年7月23~26日に三重県・鈴鹿サーキットで開催された“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第38回大会に、2002年以来のファクトリー体制となる「#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」で参戦し、1996年以来19年ぶり通算5回目の優勝を獲得しました。
チームからは、全日本チャンピオンの中須賀克行選手と、MotoGPライダー、ポル・エスパルガロ選手、ブラッドリー・スミス選手が、新型「YZF-R1」をベースとするファクトリーマシンで出場しました。6万8000人もの観客が集まった決勝では、スタートで遅れるも、すぐに上位に追いつきトップ争いを展開。30秒のストップ&ゴーペナルティや、6回のセーフティカーが入る波乱のレースを乗り越え、終盤にトップを不動のものとすると、204周を走破し、ヤマハとして19年ぶり通算5回目の優勝を果たしました。
当社は、鈴鹿8耐への挑戦を通じて、新型「YZF-R1」の開発目標であった「サーキットNo.1」を証明するとともに、燃費や信頼性など耐久レースならではの技術の獲得や人材の育成を進め、さらに優勝の獲得によってブランドスローガン“Revs your Heart”を多くのモータースポーツファンの皆さまと共有できたと考えております。今後も「ブランディング」「技術のフィードバック」「普及活動」という三つの基本方針の元、世界各地でレース活動を展開してまいります。
木村隆昭談(代表取締役副社長執行役員)
「創立60周年の節目を迎えたこの年に、世界が注目する鈴鹿8耐で、1996年以来となる優勝を獲得することができました。これもファンの皆さまをはじめ、スポンサーやサプライヤーの皆さまのサポートのおかげと、心より感謝いたします。レースウィークを通じ、中須賀選手、エスパルガロ選手、スミス選手を中心にチームが一丸となり、目標に向かってチャレンジするその姿や、YZF-R1の“サーキット最速”の証明、さらにファンの皆さまをRevする最高の感動体験を提供できたものと信じています。今後も国内外で開かれるさまざまなレースで、多くの“感動”をお届けできるよう努めてまいります。引き続きご声援をよろしくお願いいたします」
中須賀克行選手談
「今回は、応援してくれたファン、スポンサーの皆さま、ポル、ブラッドリー、ヤマハが一つになって獲得した優勝です。その全員に感謝するとともに、みんな笑顔でチェッカーを受けることができ本当に幸せです。さらに、新型YZF-R1の速さ、燃費、耐久性など優れた性能を証明できたことも、ファクトリーライダーとして最高の結果となりました。次は全日本選手権が待っています。これに満足することなく、最高峰クラス4連覇に向けてチャレンジを続けます。もう一度みんなが笑顔になれるようがんばりますので、応援よろしくお願いします」
吉川和多留監督談
「チームの戦略に対して、ライダーとYZF-R1がそれ以上の戦いをみせてくれたのが大きな勝因です。そして、サーキット全体からいただいた多くの応援は、ライダーの大きな力となり、今回の勝利を後押ししてくれました。改めて感謝いたします。ありがとうございました。鈴鹿8耐はこれで終了しましたが、全日本選手権での挑戦が再開します。最高峰クラス4連覇はもちろんですが、ファクトリーの使命として、さらに速いYZF-R1の開発を行い“サーキットNo.1”を証明して、世界のレースシーンへ展開できるよう努力を続けます」