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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

V・ロッシ選手が、伝説の1.16マイルヒルクライムを「YZR-M1」で疾走
2015グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに初参加

2015年6月29日

 ヤマハ発動機株式会社とMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシ選手は、2015年6月28日、イギリス・グッドウッドで開かれた「2015グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、主催者であるチャールズ・マーチ卿からの招待を受けて初参加しました。

 当日は、創立60周年を迎えた当社がヤマハレーシングスピリットの軌跡を振り返る歴代レーシングマシンを特設ガレージに展示。かつてのスターライダー、フィル・リード氏やジャコモ・アゴスチーニ氏らによってファンを熱狂させ、1960~70年代にロードレース世界選手権を席巻したファクトリーレーサー「RD56」(1965年)や「YZR500(0W23)」(1975年)、さらに最新のMotoGPマシン「YZR-M1」(2015年)が欧州のオールドファンの注目を集めました。
 また、前日のMotoGP第8戦ダッチTT(オランダ)で優勝したロッシ選手は、その疲れも見せず、創立60周年記念カラーの「YZR-M1」でヒルクライムに出走したほか、四輪のレーシングマシンでデモ走行を行いました。

 「2015グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」への参加は、60年に及ぶ当社のレース史に新たな1ページを刻むものであり、同時に当社の企業目的である「感動創造」と、ブランドスローガン“Revs your Heart”を具現化する重要な機会となりました。

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V・ロッシ選手談

「最高のウイークエンドになった。オランダGPの表彰式もそこそこにイギリスへやって来たが、グッドウッドのフェスティバル・オブ・スピードに参加することにはそれだけの価値があった。とても楽しくて、心からハッピーに過ごすことができたよ。このイベントのことはビデオで見て知っていたけれど、参加したのは今回が初めて。実際は想像していたよりもずっと素晴らしかったんだ。広大な会場には大勢のファンが集い、多くの有名なライダーやドライバー、そのほかのVIPたちが参加して独特の雰囲気を作り出している。この中で、午前中にはジャコモ・アゴスチーニやケニー・ロバーツと一緒に、ヤマハ発動機60周年記念のスペシャルカラーを披露した。そして、僕はこのスペシャルカラーのヤマハYZR-M1でヒルクライムに挑戦し、会場にいるすべての人たちと最高の時間を満喫したんだ。ヤマハ発動機は長年にわたってモータースポーツの歴史に関わり、多くの成功をおさめてきた。これはとても特別なことで、誇るべき偉業だと思う。イベントの最後にル・マンのヒストリック・カーやラリー車を走らせることができて、これも本当に楽しかった。今年のイベントに僕を招待してくれたマーチ卿にお礼を言いたい。ここで素晴らしい時間を過ごし、忘れられない楽しい思い出をつくることができた」

木村隆昭談(代表取締役副社長執行役員)

「10年前にラグナセカでヤマハ発動機株式会社の50周年を祝い、今年は60周年を記念してフェスティバルに参加することができました。この間も私たちは、すべてのヤマハライダーたちに“感動”をもたらすため努力を続けてきました。今年、私たちは、ヤマハとしてグッドウッドのフェスティバル・オブ・スピードに参加し、ヤマハの60周年を数千人のファンとともに祝うという、本当に特別な、かけがえのない経験をさせてもらうことができました。そして彼らの熱狂が、当社のレース活動をけん引する重要な要因のひとつになっているのです。今回お披露目したスペシャルカラーは、ヤマハのレースのDNAとその成功の歴史を表現したもの。スペシャルカラーのヤマハYZR-M1を走らせるバレンティーノ、そして歓声をあげる大勢のファン。その光景はきっと、すべての人の心に決して消えることのない強烈な印象を残したと確信しています」

リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター)

「このイベントに参加できたことは大きな喜び。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードへの初参加は、我々全員にとって本当に素晴らしい経験になりました。アッセン・サーキットで大成功をおさめた直後、グッドウッドへやって来ましたが、ここには、世界で最も有名なモータースポーツイベントのひとつとしての特別な雰囲気がありました。バレンティーノを迎えたのも初めてで、ここで、ヤマハ発動機本社やヤマハ・ヨーロッパの経営トップたちとともに60周年を祝うことができたことはかけがえのない特別な経験です。黄色、黒、白でデザインされたスペシャルカラーを見て、様々な感情が甦ってきました。レースとは、それほどまでヤマハの歴史にとって重要な要素になっていたのです。1955年にレースを始めてから60年。バレンティーノが伝統のインターカラーに身を包み、心から楽しみながらライディングを披露しました。ここに集い、その姿を間近で見ることができたファンたちにとっても、忘れがたい思い出になったことでしょう。ここ数年はアッセンTTのスケジュールがフェスティバル・オブ・スピードのイベントと重なっていたため参加することができませんでしたが、今年は、マーチ卿の特別な計らいによって参加が実現しました。我々をここに招待してくれて、このような貴重なチャンスを与えてくれたマーチ卿とグッドウッドの主催者に心から感謝します。モーターサイクル界を代表する人々とともに過ごし、素晴らしい経験ができました」

ご参考:グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード
熱心なレース愛好家であるチャールズ・マーチ卿が主催者を務め、その私有地であるイングランドのウェスト・サセックス州グッドウッドにて1993年にスタートしたモータースポーツイベント。例年、十数万人ものモータースポーツファンが来場する世界最大級のモータースポーツの祭典。会場となるグッドウッド・ハウスには、モータースポーツの大いなる歴史を綴ってきた600台を超える四輪車、二輪車が一堂に会し、伝説の選手や世界の著名人が毎年参加している。

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