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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

「Movistar Yamaha MotoGP」がマドリッドで2015シーズンの体制を発表

2015年1月30日

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 2015年1月28日、FIM MotoGP世界選手権シリーズに参戦する「Movistar Yamaha MotoGP」のチーム体制発表会を、スペインの首都であるマドリッドのTelefónica本社にて行いました。

 発表会には、バレンティーノ・ロッシ選手とホルヘ・ロレンソ選手、Telefónica España社長のルイス・ミゲル・ジルペレス氏が参加。さらに、ヤマハ発動機 技術本部 MS開発部長 辻幸一、Yamaha Motor Racingのマネージングディレクター、リン・ジャービス、そして「Movistar Yamaha MotoGP」のチームディレクター、マッシモ・メレガリが同席しました。

 ライダーは昨年と同様、ロッシ選手とロレンソ選手。ワールドチャンピオンに9度輝いているロッシ選手は、2014年のレースシーンを大いに沸かせ、その主役として活躍。ラウンドを重ねるごとに調子を上げ、シーズンをランキング2位で終えました。一方、4度のワールドチャンピオンに輝いているロレンソ選手は、厳しいシーズンのスタートとなりましたが、徐々にペースを掴み、シーズン中盤以降はチームメイトを常に射程内に捉える走りで表彰台を争ってランキング3位としました。

 また、ライダーの紹介と合わせて、Movistarのロゴサイズを大きく変更し、デザインを一新して新しいカラーリングをまとった2015年型「YZR-M1」を披露。さらにFIAT CHRYSLER AUTOMOBILES(FCA)の名門であるAbarthと世界的なコーティングブランドであるCromaxと新たにスポンサーシップ契約を結んだことを発表しました。
 2015シーズンは、Yamaha Factory TeamとTelefónicaとのパートナーシップ2年目となり、その関係はさらに強固になっています。また両ライダーは、フィジカル、メンタルとも好調を維持しており、この後、2月4日から6日にかけてセパンサーキットで行われる1回目の公式テストに参加するためマレーシアへ移動。3月29日のカタールにおける開幕戦に向けて2015年型「YZR-M1」のテストに臨みます。

新しいスポンサーに加え、ヤマハは以下の各社とスポンサーシップを継続します。

JX Nippon Oil & Energy Corporation (ENEOS)
Monster Energy Corporation
Yamaha Indonesia Motor Manufacturer (Semakin Di Depan)
Eurasian Bank
Yamalube
Akrapovic
TW Steel
Alpinestars
Racing Boy
Exedy
Magneti Marelli
D.I.D.
NGK
BMC Air Filters
2D
Bete Tools
Yamaha Corporation (Yamaha Music)
Bridgestone

バレンティーノ・ロッシ選手談

「毎年、新シーズンに向けた発表会は特別な瞬間なんだ。この発表会で初めて新しいマシン、カラーリングやグラフィックを見ることができるので毎回とても興奮しているよ。マシンとチームを紹介するということは、シーズンが今からスタートするという意味だしね。特に昨シーズンは満足な結果を残せたので、新たな挑戦をスタートしたいという熱意はとても大きい。昨年の2位という結果は重要。でも今年はもっと上を目指すよ。ヤマハは冬の間懸命に仕事に取り組んでくれた。僕自身もトレーニングに励み調子もいいので、セパンのテストに向けて準備万端なんだ。新しいマシンは美しくてとても気に入っている。チーム一丸となって最良の結果が残せるようがんばりたいね。今年はとてもおもしろいシーズンになるだろう。この冬、調子を整えてくるホルヘだけでなく、強敵ばかりだと予想している。テストで良い仕事をし、初戦に向けて準備を整えることが重要。その時に初めて勝利のために戦う準備ができるんだ」

ホルヘ・ロレンソ選手談

「完成したプロジェクトと新しいカラーリングを見ることができるこの発表会は、毎回僕たちにとって特別なんだ。新しいマシンはすごく気にいったし、早くテストしてみたいね。この発表会は新たな挑戦のスタートであり、それはとてもすばらしい挑戦だとも思っている。今シーズンはこれまでよりもさらにモチベーションが高く、心身ともに準備万端だからね。昨シーズンの後半は感触を取り戻し、コンスタントに表彰台争いに加わることができたので、今年は新しいM1に大きな期待を寄せている。それに今年は状況が変わると確信していて、ヤマハとともにタイトル獲得という目的に向かって全力を注ぐだけだ。昨年はいろんなことが起きたけれど、同時に多くのことを学んだシーズンだった。今年はきっといい年になるはず。カタールでの開幕戦が楽しみだ」

ルイス・ミゲル・ジルペレス談(Telefonica España CEO)

「2015年は、私たちの顧客のみならず、そうでない方々にもフォーカスして再びモーターサイクルに賭けたいと考えています。私たちはそうした方々に、テレビの前に座りながらMovistar Yamaha MotoGPのマシンに乗っているような体験を提供します。マルチスクリーンからアクセスするという新しいカタチで、私たちが最高のテレビ、最高のスポーツとショーをご提供できることをご理解いただけるでしょう。テレビの分野ではすでに市場をリードしていますが、今年、レースにおいて表彰台の最も高い位置とタイトルを勝ち取ることを期待しています。私たちがモータースポーツへの復帰を決めた2014年3月、顧客はわずか70万人にすぎませんでした。しかし現在は、およそ200万人に達しています。このまま継続することで、成功が約束されていると私は確信しています。なぜなら私たちにはロッシとロレンソという最高のライダーと、Movistar TVという最高のテレビがあるからです」

リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター)

「昨年、MovistarというMotoGPにおいて伝統あるブランドとパートナーシップを発表することができたのはとても光栄なことでした。さらに私たちは、協力体制を構築した2014年が、本当に重要でとてもポジティブなシーズンとしてとても楽しむことができたと思っています。今年はマドリッドにあるMovistaの本拠地で、新しいYZR-M1を発表することになりました。ここから新しいシーズン、私たち全員にとっての新しい冒険が始まるのです。M1のカウルにあるMovistarの"M"は、今年さらに大きくなりましたが、これは私たちの強い団結を表すものです。私たちは幸運にも再び、チームにバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソという偉大なチャンピオンであり世界最高のライダーである2人を迎えることができました。両ライダーともに、レースで勝利しタイトルを獲得するという目標を持っており、Movistar Yamaha MotoGPのファクトリーライダーとして、ライバルに挑戦するためマシンをより速くし、競争力を高めるために戦ってくれることでしょう。そしてヤマハとMovistar Yamaha MotoGPの誰もが、共通する目標を達成するため、彼らに必要なサポートを提供することを約束します」

ダンテ・カッチャトーレ談(Telefonica Españaコミュニケーション&カスタマーエクスペリエンスディレクター)

「Movistar Yamaha MotoGPが私たちの本拠地に来てくれたことをとても誇らしく思います。私たちがこの旅をスタートしてまだ1年に満たないとは信じられません。2014年は、二つの伝統的なブランドと二人の偉大なライダーが、この国で行われた4つのMotoGPレースを含め、スペインで最も重要なスポーツイベントであるMotoGPに参加した年として人々に記憶されることでしょう。Telefónicaとモータースポーツの関係は明白です。それは、Movistar Yamaha MotoGPとのスポンサーシップ契約のみならず、アラゴンGPのタイトルスポンサー、そして、Movistar TVによるMotoGPレース放映権の獲得、モーターサイクルレースに特化した唯一のTVチャンネルを世界へ配信していることがその証です。テレビ、モバイル、タブレット、そしてPCでレースを観戦するモータースポーツに熱心な私たちの顧客は、このパートナーシップを歓迎しています。新しいヤマハYZR-M1に私たちのカラーリングを見た時もそうですが、シグナルが消える瞬間、アクセルを開けられ、ブレーキングのたびにアドレナリンが流れるのです。さらに、私たちがオーバーテイクを楽しむ間、ファンの息づかいを感じる時にも。今年、Movistar Yamaha MotoGPが勝利のため最大限に戦うチームであると確信しています。そして勝利をつかむ方法は一つ、力を合わせることです」

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