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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2014 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦
“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会
「MONSTER ENERGY YAMAHA with YSP」が4位を獲得
ヤマハ3チームがトップ10入りを果たす

2014年7月28日

 2014年7月27日(日)、三重県鈴鹿市で、鈴鹿8時間耐久ロードレース第37回大会の決勝が行われ、#07「MONSTER ENERGY YAMAHA with YSP」が171周を走行し、ヤマハチーム最上位の4位を獲得しました。また、世界耐久選手権シリーズに参戦中の#94「Yamaha Racing GMT94 Michelin」が9位、#7「MONSTER ENERGY YAMAHA- YART」が10位を獲得。ヤマハの3チームがトップ10入りを果たしました。

 レースは、開始直前から大粒の雨が降り出し、鈴鹿8耐史上初となるスタートディレイ。通常より約1時間遅れの12時35分からスタートとなり、レース時間も、6時間55分に短縮されて行われました。
 天候が回復して迎えたスタートは、#07のブロック・パークス選手が、2番手と好スタートを切るも、7番手前後まで順位を落とし、ジョシュ・ブルックス選手へと交替します。その後、何度も天候が変化する難しいコンディションとなりましたが、ブルックス選手、中須賀克行選手が安定した走行で順位をアップ。一時は4番手まで順位を上げました。91周目、パークス選手の走行中にマイナートラブルが発生、8位まで順位を落としてしまいましたが、その後、2回目の中須賀選手の走行時に4番手まで挽回、そのままの順位でチェッカー受けました。

 また、ケニー・フォーレイ選手/マチュー・ジネス選手/デビッド・チェカ選手の#94は、23周目に26番手まで順位を落としますが、そこから着実に巻き返して9位でフィニッシュ。トミー・ブライドウェル選手/ウェイン・マクスウェル選手/リック・オルソン選手の#7も、安定したペースで走り続け、10位でチェッカーとなりました。

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スタートではパークス選手が好位置につける

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上位進出に貢献した中須賀選手

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安定した走りを披露したブルックス選手

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トラブルの修復などライダーを支えたピットクルー

#07 MONSTER ENERGY YAMAHA with YSP 4位(171周)

中須賀克行選手談

「マシントラブルがあり表彰台争いから脱落してしまいました。3人のライダーともにミスなく走りきることができたので、それだけに4位という結果は残念です。表彰台に立てなかった悔しさもありますが、ポールポジションを獲れなかったことも悔しいですね。でも、自己最高位だし、しっかりと環境が整えばいつでも表彰台に立てる自信が持てた大会でした」

ジョシュ・ブルックス選手談

「結果だけ見れば、残念と言わざるを得ないね。ブロック(パークス選手)の走行の時にマイナートラブルが発生してタイムロスしてしまったが、それさえなければ表彰台は獲れたと思うよ。僕自身にとって、YZF-R1で走る初めての鈴鹿8耐。たくさん走って、たくさん学ぶことができた。いい経験になったよ。今年の鈴鹿8耐は暑くなかったから体力的にはまったく問題なかったけど、“何が起こるか分からない”の言葉通りだったね。過去のいろんな衝撃的なシーンが頭をよぎったけど、まさか自分たちにも起こるとは…… でも、こういうことも含め、鈴鹿8耐は挑戦しがいがある。ぜひまた来年も参戦したいと思ってるよ」

ブロック・パークス選手談

「本当に今年の鈴鹿8耐は“奇妙な”レースだったね。残念ながら僕たちのマシンはレインコンディションだといいペースが作れず、雨だった最初の走行は転ばずに走るのが精一杯だった。でもドライになった2回目の走行はいい調子で走れたよ。マイナートラブルの解消に手間取って時間をロスしてしまったが、それがなければ表彰台にも立てたと思う。頑張ってくれたチームにとってはそれが最高の報いになっただろうから、4位という結果は残念だけど、これもレースさ」

吉川和多留監督談

「ライダーもスタッフも、やるべきことはすべてやったし、力を出し切りました。マイナートラブルがあり、ライダーには迷惑をかけてしまいましたが、そのトラブルにもスタッフが迅速に対処することができました。ライダーとスタッフはもちろん、サポートしてくれたすべての方に感謝しています。しかし、優勝を目標にしていたので、4位という結果は残念ですが、鈴鹿8耐をうまく戦うにはどうしたらいいのかがわかってきた大会でもありました」

#94 YAMAHA RACING GMT94 MICHELIN 9位(168周)

デビット・チェカ選手談

「タイヤチョイスがうまくいかず、2周は失ってしまったね。終盤は速いラップタイムで走れていた。あと1時間あればよかったんだけど(笑)。チームは素晴らしい頑張りを見せてくれたし、YZF-R1もミシュランタイヤもとても良かった。それなのに9位という結果は残念と言うしかないけど、これが鈴鹿8耐の難しさだよ。でも、今回の結果で僕たちは世界耐久選手権のリードを守ったからね。シリーズチャンピオンが獲れるよう、残りのレースも全力を尽くすよ」

クリストフ・グィオ監督談

「過去の鈴鹿8耐で完走したレースでは、7位がワースト記録だったんだ。今回は9位とそれを下回ってしまい、非常に不名誉なことだと思ってる。何しろタイミングモニターから我々のチームのゼッケン番号が消えてしまったんだからね。世界耐久選手権のリードを守れたのが幸いだったよ。レース序盤は悪夢のようだったが、そんな中でもデビッド(チェカ選手)とケニー(フォーレイ選手)は非常に速いペースで走ってくれた。ライダーの頑張りにもかかわらず9位という結果は残念でならないが、来年は戦略を組み立て直して、改めて表彰台を目指すよ」

#7 MONSTER ENERGY YAMAHA - YART 10位(168周)

トミー・ブライドウェル選手談

「完走できたことは、とてもハッピーだよ! 自分自身としては1回ミスしてしまったことが残念だけど、チームの中では1番速いタイムで走ることもできたし、充実していた。初めての鈴鹿8耐だったけど、素晴らしいレースだね。すごく頭を使わなくちゃならないし、落ち着いて走らなくちゃいけない。難しいレースだけど、僕は鈴鹿8耐で経験したすべての瞬間が大好きだ。コースを覚えることもできたから、来年もまた挑戦したいね」

マンディ・カインツ監督談

「今年の鈴鹿8耐は、信じられないような出来事ばかりが起きて、本当に大変なレースだったね。#7は若いライダーを中心にしたラインナップだったが、難しいレースの中でどんどん成長してくれて、頼もしかった。それはうれしいが、結果自体には満足していない。もっともっと上を目指し、実力をつけて再び挑戦するよ」

決勝結果
順位 # ライダー名 マシン チーム名 周回数
1 634 高橋巧 L・ハスラム M・ファン・デル・マーク Honda MuSASHi RT HARC-PRO 172Laps
2 34 津田拓也 J・ウォーターズ R・ドゥ・プニエ Suzuki ヨシムラスズキ シェルアドバンス 172Laps
3 17 加賀山就臣 芳賀紀行 D・エガーター Suzuki Team KAGAYAMA & Verity 171Laps
4 7 中須賀克行 B・パークス J・ブルックス Yamaha MONSTER ENERGY YAMAHA with YSP 171Laps
5 104 國川 浩道 山口 辰也 小林 龍太 Honda TOHO Racing with MORIWAKI 170Laps
6 25 日浦 大治朗 森井 威綱 安田 毅史 Honda Honda鈴鹿レーシングチーム 170Laps
9 94 K・フォーレイ M・ジネス D・チェカ Yamaha YAMAHA RACING GMT94 MICHELIN 168Laps
10 7 T・ブライドウェル W・マクスウェル R・オルソン Yamaha MONSTER ENERGY YAMAHA -YART 168Laps
17 98 藤田 拓哉 D・クルーガー 及川 誠人 Yamaha PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTRACING YAMAHA 165Laps
34 903 中井 恒和 澤村元章 安達光司 Yamaha クレバーウルフレーシング&ノイズ 158Laps
45 52 隣 淳二 中尾 健治 鷲見 洋介 Yamaha Y's distraction NERGAL 153Laps
54 62 茂木 正人 岡田 年晃 豊田 浩史 Yamaha TEAM MASSA-R 141Laps
57 72 佐藤 大輔 佐藤 太紀 Yamaha FREE RIDE/IMT satoracing 130Laps
NC 96 堀 義光 脇坂 隆尋 福島 智和 Yamaha 熊本スマートドライバーレーシングチーム 155Laps
NC 51 小島 一晃 吉田 和憲 樋口 幸博 Yamaha ISAKモトキッズICU中日本自動車短大CSS獺RT 138Laps
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