セパンテスト3日目(2月2日)結果
(気温:35度 路面温度:42度)
順位 |
ライダー名 |
チーム名 |
マシン |
タイム |
1 |
C・ストーナー |
Repsol Honda Team |
Honda |
1'59.607 |
2 |
J・ロレンソ |
Yamaha Factory Racing |
Yamaha |
2'00.198 |
3 |
D・ペドロサ |
Repsol Honda Team |
Honda |
2'00.256 |
4 |
B・スピース |
Yamaha Factory Racing |
Yamaha |
2'00.495 |
5 |
V・ロッシ |
Ducati Team |
Ducati |
2'00.824 |
7 |
C・クラッチロー |
Monster Yamaha Tech3 |
Yamaha |
2'01.108 |
8 |
A・ドビツィオーゾ |
Monster Yamaha Tech3 |
Yamaha |
2'01.257 |
13 |
中須賀克行 |
Yamaha Factory |
Yamaha |
2'02.334 |
セパン レコードラップ: C・ストーナー 2分02秒108(2007年)
セパン ベストラップ: V・ロッシ 2分00秒518(2009年) |
J・ロレンソ選手談(3日目 2位/2分00秒198/35周):
「とても満足しているよ。何しろセパンでの自己ベストを更新することができたからね。今回は非常にたくさんのことを試し、そのなかのいくつかは十分な成果をあげることができた。それに加えて、これからどの部分を改善していくべきかということもわかってきたんだ。電子制御関係はまだ完ぺきとは言えず、もっとスムースにしていかなければならない。でもマシン自体のポテンシャルはとても高いので大いに期待できるよ。ヤマハのエンジニアたちは懸命にハードワークに取り組んでいて、おかげで良い仕事ができている。僕のほうも日中の最も厳しいコンディションでベストタイムを記録することができたので、良かったと思う。次のテストが楽しみだ」
B・スピース選手談(3日目 4位/2分00秒495/16周):
「テストは順調。この3日間で多くの成果をあげることができて、正しい方向へと進んでいるよ。今日はヤマハのテストライダーのマシンをテストしてみたんだけれど、セッティングが少し違うものなので、自分のものと比較することができて良かった。ちょっとミスをしてフロントを滑らせてしまったけれど、良いものと悪いものとを見分けていくテスト作業のなかでは起こり得ることなんだ。総合的に見ればとてもうまくいったと思う。今は満足しているし、次のテストが楽しみになったよ」
C・クラッチロー選手談(3日目 7位/2分01秒108):
「今回のテストの成果にはかなり満足している。2012シーズンを迎えるにあたって大きな自信になったよ。セパンのコースは、実は僕にとってはあまり楽しんで走れないところなんだけれど、それでも初日に3位、2日目に5位につけることができたのは良かったと思う。最終日も5位を獲得できたはずだけど、いくつかのことが思い通りに進まなかったんだ。セッション序盤には第13コーナーで外側にはらみ、路面の汚れているところに乗ってしまって転倒。自分のミスで時間を無駄にしてしまった。後半からは自信を持って走れるようになってタイムも上がってきたのに、今度は雨が降り始めてしまって…。でもタイム自体は安定していてとてもよかったんだ。このことは今後の展望につなげられると思う。ストーナー、スピース、ペドロサ、ロレンソには届かなかったけれど、安定性では僕が一番だったんじゃないかな。1000ccのニューマシンは、コーナー進入からの旋回性については以前の800の良いところを残している。でも立ち上がりに関してはもう少し改善が必要かもしれない。1日目と2日目でトップ5に入り、3日目も大きく離されなかったという結果は、第1回テストとしては素晴らしいと思っているけれど、このままでいいというわけではない。今回の結果はテストでしかなくて、テストももちろん重要だけれど、本当に大切なのは、4月8日にカタールで始まるレースがどうなるかということだからね」
A・ドビツィオーゾ選手談(3日目 8位/2分01秒257):
「このテストに参加することができただけでも幸せだよ。だって、多くの人が無理だと言っていたんだからね…。鎖骨の怪我の状態はかなりひどかったんだけれど、今回のテストはとても重要なものだからどうしても参加したかった。イタリアで僕を支え、走れるまでに回復させてくれたみんなに心から感謝しているよ。ここでの作業は多く、身体への負担はやはり大きいけれど、3日ともしっかり走ることができたし、昨年バレンシアで初めて乗ったときよりもマシンのフィーリングがずっと良くなっていたから満足している。このマシンのことがかなりわかってきて、僕自身のライディングスタイルを変えなければならないことにも気がついた。4年間乗っていたホンダとは特性が大きく違うから、これからはもっと、M1の良いところを引き出せるようにならなければならない。でも、身体がこの状態だから、それがネック…。右コーナーのブレーキングがきつくて、力が100%まで戻っていない分、マシンの向き変えが難しいんだ。次のテストの頃には100%に近くなっていると思うから、楽しみにしているよ」
|