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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2011年 YAMAHAレースリリース
「世界耐久選手権第3戦
“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」決勝結果
2011年8月1日

 鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝が7月31日に開催され、51台が出走しました。この中で#7「MONSTER YAMAHA - YART」のスタートライダー中須賀克行選手は、グリッド2番手から発進。4番手を走行していましたが、予定周回数を経た後、ピットロードに戻った時にわずかなエンジンのオイル漏れを発見しピットにマシンを入れました。その原因究明に大幅に時間を費やし、修復チェックを兼ねて第2ライダーのG・ジャバニ選手、第3ライダーのI・ジャーマン選手と走行を継続しましたが、結局55周でリタイアを決定しました。


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節電のため例年より1時間早く開始された決勝 

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決勝を走る中須賀選手とYZF-R1



 また、世界耐久選手権シリーズのランキング3位で鈴鹿に臨んだ#94「YAMAHA RACING FRANCE GMT94 IPONE」は、序盤6番手を走行していたD・チェカ選手にハイサイドが起こり、マシンが損傷したためピットインし、1時間経過時は41番手でした。しかし2時間経過時点で15番手とすると、3時間経過後には11番手まで順位を挽回。さらにその後も着実に順位を上げ7位でゴール、世界選手権の貴重なポイントを獲得しました。


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「GMT94」のM・ラグリーブ選手

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7位でゴールした「GMT94」のピット作業



 YZF-R1を駆る国内プライベイトチームは、4チームから6台が出場し5台が完走しました。#221「チームフロンティア CWR」は、ベテランの深見選手が2回走行、岸田選手が3回、新庄選手が4回走行を受け持ちトラブルなく202周を走り抜き、国内ヤマハプライベイトチーム最上位となりました。

 #16「チーム・エッチングファクトリー16」は、フリー走行から決勝まで3選手ともノントラブルで走り、目標としていた200周には及びませんでしたが、195周・34位でゴールしました。一方、ベテラン選手を主体とする#15「チーム・エッチングファクトリー15」は、終盤に宇佐見選手が転倒、復帰を試みましたが及ばす173周でリタイアとなりました。

 #50「T・モトキッズ・ 二輪工房ネルガル・YSP三鷹」は序盤、若松選手が黄旗無視のピットインペナルティーを課せられ30秒をロスしましたが、それ以外は順調に走リ抜き193周・37位で完走。#51「T・モトキッズ 中部測量登記サービス獺RT」は、樋口選手の転倒時にステップ等を損傷した以外は順調に走りぬき、目標の200周には及びませんでしたがチームタイ記録の193周で完走しました。

 #70「北海道SABEDER」は、中盤まで30番手前後を走行していましたが、北島選手の転倒で吸気系に砂を吸いこみ、修復に25分を費やして後退。その後は着実にラップをこなし190周で完走しました。



■ #7 MONSTER YAMAHA - YART
 決勝リタイア(55周)


中須賀 克行選手談:

 「結果は本当に残念ですが、個人的には海外耐久チームに入ってのレースはいい体験になりました。タイムを出せば出すほど、チームは盛り上がるし、本当に楽しかったですね。練習走行から、フリー走行、予選、トップ10トライアルと、決勝に向けて、海外耐久チームならではの組み立てを知ることができたのも貴重な体験でした。その中でトップ10トライアルでは、いいタイムを出すことができ、チームの一員としての役割は果たせたと思います。またこういう機会があれば、もちろん挑戦したいと思います」


マンディ・カインツ監督談:

 「いろいろな意味で特別なレースウィークになりました。特に最初の1時間は中須賀選手の走りに興奮し、感銘を受け、落胆があり、いろいろな感情が交錯した時間でした。レースは何が起こるかわからないものですが、本当に残念です。しかし、中須賀選手によってYZF-R1がとても優秀なマシンであると改めて確認できたことは自信となり、またさらなるチームのレベルアップの必要性を感じました」



■ #94 YAMAHA RACING FRANCE GMT94 IPONE
 決勝7位(210周/8時間1分30秒316)


クリストフ・ギュオ監督談:

 「慎重に挑んだレース序盤でしたが走行中にハイサイドがあり、それでピットインをしなければならなくなりビハインドを負うことになりました。その後はライダー、メカニックが一丸で乗り切り、最後は7位まで順位を上げることができました。当初の目標を達成したわけではありませんが、十分な結果。次の選手権は、私たちの地元フランスで行われるルマン・24時間耐久です。鈴鹿での経験をいかしてがんばりますので、日本のファンの皆さん、応援よろしくお願いします」



決勝結果


順位 # ライダー名 マシン チーム名 周回数
1 11 秋吉 耕佑
伊藤 真一
清成 龍一
Honda F.C.C. TSR Honda 217Laps
(8:00’50.922)
2 12 加賀山 就臣
J・ウォーターズ
青木宣篤
Suzuki ヨシムラSUZUKI Racing Team 217Laps
(+38.765)
3 634 高橋 巧
玉田 誠
岡田 忠之
Honda MuSASHi RT HARC-PRO. 217Laps
(+1'31.162)
4 99 S・ジンバート
E・ニゴン
D・カドリン
BMW BMW MOTORRAD FRANCE 99 212Laps
5 1 出口 修
芹沢 太麻樹
武石 伸也
Kawasaki エヴァRT初号機トリックスターFRTR 211Laps
6 3 浜口 敏之
北口 浩二
渡辺 一馬
Honda クラウン警備保障RACING 210Laps
7 94 D・チェカ
K・フォーレイ
M・ラグリーブ
Yamaha YAMAHA RACING FRANCE GMT94 IPONE 210Laps
22 221 岸田 尊陽
深見 貴広
新庄 雅浩
Yamaha チームフロンティア CWR 202Laps
34 16 中岡 光輝
田中 健一郎
中井 恒和
Yamaha チーム・エッチングファクトリー16 195Laps
37 50 若松 宏
中尾 健治
高野 弘毅
Yamaha T・モトキッズ・二輪工房ネルガル・YSP三鷹 193Laps
40 51 小島 一晃
樋口 幸博
吉田 剛規
Yamaha T・モトキッズ 中部測量登記サービス獺RT 191Laps
41 70 難波 恭司
安孫子 勝利
北島 大和
Yamaha 北海道SABEDER 190Laps
DNF 15 竹見 升吾
宇佐見 保弘
尾藤 哲也
Yamaha チーム・エッチングファクトリー15 173Laps
DNF 7 中須賀 克行
G・ジャバニ
I・ジャーマン
Yamaha MONSTER YAMAHA-YART 55Laps

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