ヤマハ発動機株式会社は、MotoGP世界選手権に参戦中のベン・スピース選手との契約を1年間更新することを決定しました。これでスピース選手は2012年も「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」のライダーとしてMotoGPに参戦することになります。
リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター):
「2012年もベンとのパートナーシップ継続の発表ができて非常に喜ばしく思います。そして彼が、ヤマハにさらに長期にわたって残ってくれることを希望しています。ベンは2009年にヤマハにとって初めてのワールドスーパーバイク・チャンピオンを獲得、2010年にはテック3ヤマハ・チームからMotoGPに参戦しベスト・ルーキーに選ばれるといった最高レベルの活躍を見せ、その能力を証明しています。
そして2011年からヤマハ・ファクトリー・レーシングに加入。シーズンはまだ始まったばかりですが、我々は彼の高い能力と将来性を確信しています。このような早い時期に契約更新が決まったことで、チームとしてはチャンピオンシップに集中しながら、同時に1,000ccマシンに変更が行われる2012年シーズンに向けて準備を始めることもできます」
ベン・スピース選手談:
「2012年もヤマハ・ファミリーの一員として引き続きMotoGPに参戦できることを、とても嬉しく思っているよ。最高レベルのチームから、最高レベルのレースに参戦してきたこの数年間は、僕のこれまでのレース・キャリアのなかでも特別な時間。ワールドスーパーバイク時代も、MotoGPに移ってからも、ヤマハはずっと僕を支え続けてくれたんだ。彼らのサポートに、そして僕を信頼して契約更新を決断してくれたことにお礼を言いたい。とくにリン・ジャービスと中島雅彦※のサポートに感謝しているよ」
※ヤマハ発動機株式会社MC事業本部技術統括部MS開発部/部長 |