詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 ヤマハ発動機、ロードレース世界選手権参戦50周年について 2011年1月31日 ヤマハ発動機株式会社は、2011年にロードレース世界選手権参戦50周年を迎えます。1961年のフランスGPに初参戦し今日まで、ヤマハは世界各地で数多くの勝利を多くのファンに届けてまいりました。この度50周年を迎えることができましたのは、日頃の皆様のご支援の賜物と、感謝の気持ちを込め、今年1年を通し様々な活動を予定しておりますので、ご案内いたします。 2011年シーズン、MotoGPに参戦するヤマハファクトリーチームは、参戦マシンYZR-M1やチームのユニフォーム、ピット、トラックなどに50周年記念ロゴを使用します。またGP参戦50周年の一環として、2011年2月1日(日本時間:午前11時、GMT:午前2時)にスペシャルサイトを公開します。 ヤマハGP参戦50周年記念スペシャルサイト http://www.yamaha-motor.co.jp/race/wgp-50th/ 本サイトの主なコンテンツは、まず詳細な歴史資料や貴重な写真の数々も交えながら、レース参戦の歴史を年度、ライダー、マシン毎に紹介するデータアーカイブです。また2011年のシーズンを通して、ヤマハレース史に欠かせない人物からのメッセージやインタビュー、またコラムや映像などを定期的に更新します。 スペシャルサイトの開設に加え、過去のレースシーンが蘇るような様々なイベントも予定しています。その一つが、ツインリンクもてぎで開催されるMotoGP世界選手権シリーズ第3戦日本グランプリにおいて行われるメモリアルランです。ヤマハ初の500ccファクトリーマシンである1974年のYZR-500(OW20)やケニー・ロバーツが駆り優勝を果たした1978年のYZR-500(OW35K)など、伝説のマシンがサーキットで息を吹き返します。 ヨーロッパでも同様のイベントをアッセンで開催されるオランダGPで行う予定です。このオランダGPで、ロレンソとスピースの両選手は、GP参戦50周年記念のカラーリングを施したYZR-M1でスターティンググリッドに登場する予定です。 柳 弘之 ヤマハ発動機株式会社代表取締役社長コメント: 「本年、ヤマハ発動機株式会社はロードレース世界選手権に参戦して50周年を迎える事になりました。50年もの長きにわたり参戦を続けることができたのはファン、サプライヤー、スポンサー、レース主催者、関係各位のご支援の賜物です。心より御礼申し上げます。 弊社は会社創立の1955年からレース活動に取り組み、その後、1961年フランスGPに野口種晴選手、伊藤史朗選手が参戦し、ロードレース世界選手権の歴史がスタートいたしました。 50年の間には栄光もあれば失意のどん底を味わう時もありましたが、参戦を開始してから常に「チャレンジスピリット」で技術の研鑽に励み、世界中の皆様と「感動」を分かち合ってまいりました。 おかげさまで昨年も世界最高峰のモトGPクラスで3冠を獲得し、3年連続して頂点を極める事ができました。これは、関係各位のご支援はもちろんのこと、参戦当初からの「チャレンジスピリット」が今も息づいている証だと確信しています。 厳しい環境下ではございますが、これからも「感動創造企業」としてレース活動に邁進する所存です。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。」 北川 成人 ヤマハ発動機株式会社技術統括部MS開発部主管兼ヤマハモーターレーシング(YMR)社長コメント: 「2005年に創業50周年を祝ったのは記憶に新しいところですが、今年は創業間もないヤマハ発動機が、50年前にWGPという未知の世界で、世界を相手に果敢に挑戦を始めた記念すべき年になります。以来、世界経済の劇的な変化や厳しい経営環境下にあっても、一貫してWGPと言う舞台で世界中の人々に数々の感動のシーンを提供し、レースで培った優れた技術を魅力的な商品の開発に還元するという大きな役割も果たして来ました。 50周年という節目の年を迎え、私達はこれまで活動を継続して来られたのは、世界中のヤマハファンの大きな期待と声援のお陰であると考え、年間を通じて様々な機会を利用して感謝の気持ちを発信して行きたいと考えています。 レースを通じて新たな感動を創造する事、豊かな未来に貢献する技術を開発する事、次代を担う有為な人材を育成すると事、という基本的な命題を再確認し、次の50年に向けて力強いスタートを切りたいと思います。」