11月7日に開催されたMotoGP第18戦バレンシアで2010年MotoGPのシリーズ戦は全日程を終了しました。ヤマハは、「フィアット・ヤマハ・チーム」からバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソ、「モンスター・ヤマハ・テック3チーム」からコーリン・エドワーズ、ベン・スピースの布陣で臨み、MotoGP史上初となる3年連続での三冠（ライダー、チーム、コンストラクター）を獲得しました。
【シリーズ戦の主な展開】
ロレンソは開幕戦カタールGPで2位表彰台を獲得、第2戦スペインGPでシーズン初優勝を飾ると、前半の天王山、3週連続開催となる第5～7戦のイギリス、オランダ、カタルニアで3連勝し弾みをつけました。しかも開幕から第12戦まで、優勝7回を含め連続表彰台にあがる活躍で安定感を示し、10月10日の第15戦マレーシアGPで3位表彰台を獲得してシリーズ3戦を残しライダータイトルを決定。続く第16戦オーストラリアGPでは、ロレンソ、ロッシが2位・3位となり「フィアット・ヤマハ・チーム」のチームタイトルが決定しました。
さらに第17戦ポルトガルGPではロレンソが8勝目を飾り、コンストラクタータイトルもヤマハに決定しました。最終戦ではロレンソが9勝目を飾って獲得ポイントを383とし、1シーズンでのライダーポイント獲得数の新記録を樹立。またコンストラクターポイントは、ロレンソ、ロッシ、“MotoGPルーキー・オブ・ザ・イヤー”を獲得したスピースの得点により404となりました。なお今季でヤマハとの契約を終了するロッシは、怪我のため前半の4戦を欠場しましたが、ランキング3位でシーズンを終えました。
柳 弘之 ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長コメント：
「2008年、2009年に引き続き、本年も皆様にMotoGPでライダー、チーム、コンストラクターの『三冠』獲得のご報告ができる事を大変嬉しく思います。本年の結果も、世界中のヤマハファンの皆様、ご協賛いただきましたスポンサー各社様の熱いご支援があって成し遂げる事ができたと感じています。心から御礼申しあげます。
そして自身初のMotoGPチャンピオンを獲得したロレンソ選手には、おめでとう！の言葉を表したいと思います。また、YZR-M1で世界最高峰クラスへ挑戦したライダー・スタッフのみなさんにも、感謝の言葉を贈ります。
ロッシ選手は、来シーズン移籍することになりましたが、これまでの多大なる功績に感謝しています。来年度からライバルとはなりますが、今後のご活躍を心より祈念致します。
最後に、当社はこれからもモータースポーツ活動にチャレンジし、更なる『感動』を提供して参ります。引き続きご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます」 |
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