オートポリスインターナショナルレーシングコース(大分県日田市)にて、「九州モーターサイクルフェスタ」が開催。全日本ロードレース選手権第3戦とPETRONASアジアロードレース選手権(以下ARRC)第2戦日本大会が併催された。ARRCには、ヤマハ発動機株式会社とASEAN各国のヤマハ現地法人が共催する国際ワンメークレース「YAMAHA ASEAN CUP RACE」への参戦経験を持つライダーが多数出場した。
5月22日(土)には決勝・1が行われ、21台のエントリー中19台をヤマハYZF-R6が占めるスーパースポーツ600ccクラス(以下SS600ccクラス)では、タイヤマハモーターが運営する「ペトロナス・ヤマハ・タイランド」のチャロンポン・ポラマイ選手とデチャ・クライサルト選手がチームメイト同士でトップ争いを繰り広げ1位・2位を獲得した。
アンダーボーン115ccクラス(以下UB115ccクラス)は、22台中14台のヤマハ車がエントリー。レースは1周ごとにトップが入れ替わる大接戦となり「ペトロナス・ヤマハ・タイランド」のチャノン・チュムジャイ選手がファステストラップを獲得するなど好走し、トップからコンマ4秒差の3位に入って、自身初の表彰台を獲得した。なお決勝・2が開催される予定だった23日(日)は、九州各地における大雨洪水警報、および会場周辺は大雨注意報の発令により全レースが中止となった。
「YAMAHA ASEAN CUP RACE」は、ASEAN地域においてモータースポーツの振興・普及や、青少年育成、社会貢献を目的に、2003年から当社とASEAN各国のヤマハ現地法人の共催によりスタートした4ストローク・スポーティーモペットによる国際ワンメークレース。近年は「YAMAHA ASEAN CUP RACE」とサッカー大会「YAMAHA ASEAN CUP U-13 FOOTBALL」を合わせ、YAMAHAブランドのイメージ強化を兼ねた当社のASEAN地域におけるシンボル的な活動として実施している。
「YAMAHA ASEAN CUP RACE」を通して経験を積んだライダーのなかには、その後も各現地法人が運営するチームなどに所属し、さらなるステップアップを目指してレース活動を行っている。そのひとつがARRCで、直近の2009年は「YAMAHA ASEAN CUP RACE」への参戦経験を持つライダーがSS600ccクラスでランキング1位・2位、UB115ccクラスでも2位を獲得し、「YAMAHA ASEAN CUP RACE」がライダーの育成に貢献していることを証明した。
次回のARRC第3戦はインドネシアにて、7月24~27日に開催される。
順位 |
ライダー名 |
チーム名 |
マシン |
タイム |
1 |
Hadi Wijaya |
Kawasaki NHK Rextor MTR Manual Tech |
Kawasaki |
14’26.568 |
2 |
Norizman Ismail |
Harian Metro SCK Honda Racing |
Honda |
+0.426 |
3 |
Chanon Chumjai |
PETRONAS Yamaha Thailand |
Yamaha |
+0.431 |
4 |
Denny Triyugo |
Yamaha TOP 1 FDR |
Yamaha |
+0.601 |
5 |
Prawat Yannawut |
PETRONAS Yamaha Thailand |
Yamaha |
+0.917 |
6 |
Fitriansyah Kete |
Bikers Indonesia BRT Racing |
Yamaha |
+0.983 |