詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 2009年全日本トライアル選手権 TYS250Fを駆る黒山選手が2年連続チャンピオンを獲得 2009年10月26日 10月25日(日)、宮城県スポーツランドSUGO で開催された全日本トライアル選手権・第7戦(最終戦)国際A級スーパークラスで、「Team・黒山レーシング・YAMAHA」からTYS250F を駆り出場した黒山健一選手(31歳)が10セクション×3ラップを減点4、クリーン25で回り優勝、今季5勝目を飾り昨年に続きシリーズチャンピオンを決定した。 黒山は今シーズン、初戦を2位でスタートするも以後、4連勝する破竹の快進撃で2位以下を大きく引き離す。そして、タイトル獲得に王手をかけて迎えた最終選では、序盤のセクションから快調にクリーン(減点0)を重ね、2ラップ目も1回足を着いただけで他の9セクションは全てクリーン。最終・3ラップ目、絶好調を堅持した黒山は減点1でセクションを回り、圧倒的な実力で勝利を手にした。これにより、黒山選手にとって自身9度目の全日本タイトル獲得、ヤマハとしては2年連続のチャンピオンとなった。 なお、同日同会場で開催された全日本モトクロス最終戦IA1 でヤマハの成田亮選手が黒山選手同様、昨年に引き続きシリーズチャンピオンを獲得した。 黒山健一選手談(優勝/2009年チャンピオン): 「とにかく勝ててうれしいです。今日は1ラップ目の第6セクションでちょっと焦ってしまい2回足を着いた以外はパーフェクトに、良い感じで走ることができました。今年は開幕戦で2位になってしまったのですが、そのあとはマシンと体の調子が非常に安定してきて、残り全戦で優勝。3位の結果もあった昨シーズン以上の成績を残せたのが非常にうれしいです。とりあえず9度目のチャンピオンを取れて良かった。MFJのチャンピオン獲得数のタイトル保持者・東福寺さんの記録に並んだということですが、実感はまだありません。来年以降、新記録を作ってから喜びたいと思います」 木村治男トライアル テクニカルスーパーバイザー談: 「正直なところホッとしました。まず一年間、大切な選手がケガ無く通せたのが私にとっては一番の喜びですね。その中で素晴らしい結果を出してくれたので最高です。応援して下さったファンのみなさん、そして選手やレース活動を支えてくれたチームのスタッフ、ヤマハのスタッフに感謝です。厳しい経済状況下での参戦でしたが、レースに出場できたこと、最後までしっかりとマシンも良い仕事をしてくれたことなど、明るい話題が提供できてホッとしています。また昨年同様、この最終戦SUGOにてモトクロスとトライアルの両カテゴリーにおいて、ヤマハライダーがそろってチャンピオンを獲得でき、二重の歓びです」 最終戦でチャンピオンを決めた黒山選手 野崎史高(左)が2位に入り今季3度目のヤマハ・ワンツー・フィニッシュとなった チーム全員で歓びを分かち合う ■開催日:2009年10月25日 ■開催地:スポーツランドSUGO(宮城県) ■カテゴリ:IAスーパー ■観客数:1,200人 ■天候:曇り時々晴れ ■競技:11セクション×3ラップ ■持ち時間:5時間30分 1 黒山健一 Team黒山レーシングヤマハ Yamaha 減点4 クリーン25 2 野崎史高 Team FUMITAKA&YSP京葉 Yamaha 減点21 クリーン23 3 小川友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点34 クリーン14 4 渋谷勲 TEAMぱわあくらふと Honda 減点38 クリーン15 5 小川毅士 HRCクラブMITANI Honda 減点54 クリーン13 6 田中善弘 WISE BETA RACING Beta 減点74 クリーン6 黒山選手プロフィール 氏 名/ 黒山 健一(くろやま けんいち) 出身地/ 神奈川県 生年月日/ 1978年7月24日 所属チーム/ Team・黒山レーシング・YAMAHA 主な成績 1996年:全日本国際A級チャンピオン 1997年: 全日本国際A級スーパークラスチャンピオン (世界選手権で日本人初優勝、ランキング3位、以後世界選手権で活躍) 2002年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 2003年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 2004年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 2005年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 2006年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 2007年:全日本国際A級スーパークラスランキング2位 2008年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 2009年:全日本国際A級スーパークラスチャンピオン 黒山選手2009年の戦績 開催日 大会名 成績 減点/クリーン 3月8日 第1戦関東大会(茨城県) 2位 47/14 5月3日 第2戦九州大会(鹿児島県) 優勝 47/12 5月24日 第3戦関西大会(兵庫県) ※新型インフルエンザのため大会中止 — — 8月2日 第4戦北海道大会(北海道) 優勝 51/13 9月6日 第5戦中国大会(岡山県) 優勝 11/21 10月11日 第6戦中部大会(愛知県) 優勝 15/11 10月25日 第7戦SUGO大会(宮城県) 優勝 4/25