詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 YZ450Fを駆るスチュワートがチャンピオン獲得 AMAスーパークロス第17戦 2009年5月8日 5月2日(土)、米ネバダ州ラスベガスで開催されたAMAスーパークロス第17戦(最終戦)で「サン・マニュエル・バンド・オブ・ミッション・インディアンズ/L&Mチーム」からYZ450Fで出場したジェームス・スチュワート選手が3位となり、シリーズチャンピオンを決めた。全17戦中優勝11回、2位3回、3位1回などの活躍だった。1974年に始まったAMAスーパークロスでのヤマハ選手のタイトル獲得はこれで11回目となった。 今季からヤマハに加入したスチュワートは1月3日の開幕戦で、他選手と接触し転倒リタイヤ。成績上19位(2ポイントは獲得)で大きなビハインドを負う。しかし第2戦以降、破竹の連勝で第7戦サンディエゴではC・リード(スズキ)と同点首位に並び、翌週第8戦アトランタでは7勝目を飾り単独首位に躍り出る。続く2大会、リードが連勝するのに対し、スチュワートは第10戦デイトナで7位等と振わず11点差の2位に後退。 その後の2大会、スチュワートとリードは1位/2位を分けあう膠着状態に。シリーズ中唯一カナダでの開催となる第13戦トロントでスチュワートは9勝目を飾り、8点差に追い上げると、続く第14戦ジャクソンビルで10勝目。首位リードとの差は5点に迫る。 残り3戦となった第15戦シアトル、リードがスタート後の混乱で遅れて7位。序盤の11番手から追い上げ2位となったスチュワートが3点差でランキング首位を奪還する。スチュワートは第16戦ソルトレークシティで11勝目を飾りポイント差を6に広げて最終戦へ。最終戦でスチュワートは中盤まで2位を守り、周回遅れが出始めた14周目以降はリードに先行を許すが着実に3位でチェッカーを受けてタイトルを決めた。 J・スチュワート選手談: 「今夜、完璧な走りが出来たとは言いきれないけれど、やるべきことは全てやった。だからすごくうれしく、すごく感動的だよ。ここに来るまでハードワークの連続で、正直ヘトヘトになってしまった。なかでも今年は毎レース勝たなければならず、それが精神的にハードだったんだ。毎レース勝たなければならない状況にあったライダーなんてそうはいないと思うよ。チャド・リードは今年16回表彰台に立ったけれど、僕のほうは第1戦のアナハイムとデイトナの後は、常に勝たなければならない状況におかれていたからね。 しかしこのタイトル獲得で、素晴らしいチーム、素晴らしいトレーナー、そして素晴らしいスタッフが報われる。以前にも話したけれど100ポイント差で勝つのも1ポイント差で勝つのも気にしない。誰が何を言おうと気にしない。僕はこの選手権で勝ち、チームがこの選手権で勝った。そしてフェアに勝った。最も多く勝ち、最も多くのポイントを得た。チャドには脱帽だよ。今年彼はすごいライディングをした。でもナンバーワン・プレートは僕のものになったんだ」 第17戦ラスベガス 決勝結果(20周) 順位 ライダー名 マシン タイム 1 R・ビロポート Kawasaki 22'25.438 2 C・リード Suzuki 8.099 3 J・スチュワート Yamaha 28.032 7 J・グラント Yamaha 60.509 9 N・ラムゼイ Yamaha -1 Laps 12 N・ウエイ Yamaha -1 Laps 2009年AMAスーパークロス ランキング 順位 ライダー名 マシン ポイント 1 J・スチュワート Yamaha 377 2 C・リード Suzuki 373 3 A・ショート Honda 270 4 J・グラント Yamaha 237 5 K・ウインダム Honda 236 6 R・ビロポート Kawasaki 233