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　ヤマハ発動機株式会社は、MotoGP世界選手権に参戦するフィアット・ヤマハ・チームのオフィシャルスポンサーとして、マレーシアの石油ガス会社であるペトロナス社との3年契約を締結した。これによりフィアット・ヤマハ・チームのレース参戦用機材、チームウエア、V・ロッシとJ・ロレンソのマシンにはペトロナスのロゴが入ることになる。

　ここ8年以上にわたりペトロナス社とヤマハはアジア太平洋地域での二輪レース選手権で協力関係にあったが、今回の新たなパートナーシップにより、ヤマハ製二輪車の指定オイル「ヤマルーブ」の開発・生産というこれまでのビジネス関係が、将来的にマレーシアから東南アジアへと拡大する可能性がある。また、ペトロナス社にとって、今回の新たなパートナーシップは、グローバルな潤滑油事業者としての地位を維持するのに貢献することになるだろう。


リン・ジャービス（ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクター）談：
　「今回の契約はヤマハだけでなく、MotoGPの大きな発展となるだろう。ヤマハにとって、ペトロナス社は素晴らしいビジネスパートナーであり、今回の長期契約により、この2つのグローバル企業の関係が更に強化されるだろう。またこのような厳しい時期に、ペトロナス社がモーターサイクルスポーツのパートナーとなってくれることをとても嬉しく思う。互いに有益な関係を築けるよう協力し、それを期待している」

　ペトロナス社のロゴが入ったフィアット・ヤマハ・チームの新しいマシンとチームウエアは、2009年開幕戦のカタールGP、4月10日（金）のフリープラクティスで登場する。決勝は4月12日（日）のナイトレースとなる。