詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 2009年全日本スノーモビル選手権・最終戦 「FXNytro」を駆る中澤選手がチャンピオンを獲得 2009年3月2日 全6戦で開催された2009年全日本スノーモビル選手権第6戦美瑛大会(最終戦)、国内最高峰のスーパークラスで「ヤマハ・レーシング・チーム」から4ストロークマシン「FXNytro」を駆り参戦する中澤裕伺選手が、第1ヒートで優勝しチャンピオンを獲得した。ヤマハにとっては2005年に4ストロークマシンで参戦を開始して以来、同クラスでは2006年、2007年に続く3度目のタイトル獲得となった。 中澤選手は、2006年にヤマハ4ストロークマシンで全日本スーパークラスのタイトルを獲得。その後2年間に渡って世界最峰と言われる北米選手権への参戦を経て、今シーズンから全日本に復帰した。 今シーズンは開幕戦こそ総合2位となったが、2~6戦は両ヒートを制する4度の完全優勝を含む全てのレースで総合優勝を獲得する活躍だった。このタイトルは、中澤選手にとってスーパークラスで5度目のタイトルとなる。 全6戦12ヒートで10勝という圧倒的な強さでチャンピオンを獲得した中澤選手 中澤裕伺選手談: 「勝ってチャンピオンを決めたかったが、第1ヒートは5番手スタートだったことから焦りがあった。しかし冷静になることで前半でトップに立てた。トップに立ってから松田選手のプレッシャーがあったが、ここでも冷静に松田選手とのマージンをみながら走りトップでゴール。予想していた以上に苦労したシーズンだっただけに喜びも大きい。今年は開幕で苦戦を強いられドン底の状態に陥ったが、そこから頂点に辿り着くことができた。これもチームのサポート、そして北米での経験などがあったからこそだと思っている。しかしこれが自分の限界ではない。自分はもっと速く、強くなれる。だから来シーズンはぶっちぎりで勝てるようにさらに自分を高めていきたい」 ヤマハ・レーシング・チーム中野太久二監督: 「6戦12ヒートで10勝を挙げ中澤選手がチャンピオンを獲得してくれた。ヤマハのファクトリーという立場からのプレッシャー、そして勝利でチャンピオンを獲得するという自分で課したプレッシャーを乗り越えてのタイトル。本当に強いライダーだと感じた。マシンについては、15分間をトップで安定して走りきれる作り込みを行ってきた。特別大きな変更をしたわけではないが、狙った方向へマシンをまとめることができたし、多くのデータを得ることができた。今後はこれをもとにより良いモデルづくりに励んでいきたい。最後にファンの皆さんの応援に感謝するととともに、今シーズンも多くのライダーがヤマハマシンを使ってレースに参戦してくれたことに感謝したい」 中澤選手プロフィール 氏 名/ 中澤 裕伺 (なかざわ ゆうじ) 出 身 地 / 長野県 生年月日/ 1980年4月14日 所属チーム/ ヤマハ・レーシング・チーム 主な成績 2000年:全日本選手権スーパークラス チャンピオン 2001年: USA WINTER X-GAME 4位 USA WSAワールドスノークロスプロオープンクラス ランキング 12位 ※インターナショナル・ライダー・オブ・ザ・イヤー獲得 2002年: USA WSAワールドスノークロスプロオープンクラス ランキング 16位 ※インドアスーパースノークロス 2位 2003年: USA WSAワールドスノークロスプロストッククラス ランキング 12位 プロオープンクラス ランキング 14位 2004年:全日本選手権スーパークラス チャンピオン 2005年:全日本選手権スーパークラス チャンピオン 2006年:全日本選手権スーパークラス チャンピオン 2007年:WPSA プロオープンクラス ランキング 21位 2008年:WPSA プロオープンクラス ランキング 21位 2009年:全日本選手権スーパークラス チャンピオン 中澤選手の2009年の成績 開催日 大会名 総合成績(第1ヒート/第2ヒート) 1月24-25日 第1戦新潟・苗場大会 2位(7位/1位) 2月1日 第2戦長野大会 1位(1位/1位) 2月8日 第3戦北海道・和寒大会 1位(1位/1位) 2月15日 第4戦北海道・士別大会 1位(2位/1位) 2月22日 第5戦青森大会 1位(1位/1位) 3月1日 第6戦北海道・美瑛大会 1位(1位/1位)