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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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2008年 YAMAHAレースリリース
ヘレス合同テスト、初日のロッシは2番手 2008年11月28日
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 フィアット・ヤマハ・チームはスペイン南のヘレスで2日間のテストを開始した。今回はシーズンオフ2度目となるテスト、初日のV・ロッシはD・ペドロサに続き2番手のタイムを刻み幸先のよいスタートをきった。今回の最終テストは、今後2ヵ月にわたり2009年型YZR-M1を開発するエンジニアにとって非常に重要な情報収集の場となる。

 この日のヘレスは快晴ながら冷たい風が吹く寒い朝を迎えた。ロッシは新しく舗装された路面温度がある程度上昇する午後1時30分からテストを開始。新しいタイヤレギュレーションに従い、前後それぞれ2種類2本ずつ合計8本のタイヤを使用し2008年型YZR-M1と2009年向けのプロト型でそれぞれ20ラップを走行、1分40秒135のタイムを出した。

 2008年、参戦1年目ながら素晴らしい活躍を見せたロレンソも、チームメイトのV・ロッシ及び他の12名のライダーとの合同で今季最後となるテストに参加。気温が低いため日中の限られた時間にベストタイムを記録するライダーが多い中、ロレンソは終始3番手のタイムを刻みつつテストを精力的にこなした。

 1ヵ月前の最終戦バレンシア直後のテスト同様、ロレンソには2008年型YZR-M1と、新パーツを装備したプロトタイプマシンの2台のマシンが準備された。しかし、来季のタイヤレギュレーション変更を踏まえ、現行YZR-M1と新タイヤとのマッチング確認に注力しつつ51周を走行。1分41秒163のラップタイムを出しペドロサ、ロッシに続く3番手となった。


V・ロッシ選手談(2位/1分40秒135/40周):
 「最初からパフォーマンスが良く、安定して速く走れた。初日のテストとしては満足している。残念ながら寒かったから、走り込めたのは3時間しかなかったけど、時間がない中でも多くのことを試せた。2008年型のマシンで色々とテストし、幾つか改良点を確認することができた。またプロトタイプでは新たしいことを試し、その中でファステストラップを出せたことを嬉しく思う。ブリヂストンは素晴らしいタイヤを用意してくれたし、新ルールになった今も何の問題もなく上手くいっている。路面は再舗装されてずいぶん変わった。バンプがなくなり、走り込むのがとても楽しくなった。さらに速く走れるようになるだろう。今日は風もありとても寒かった。まだまだ、たくさんやるべきことがあるから明日は今日より暖かく、雨が降らないことを祈っている。もう少しタイムも縮めたいよ」

J・ロレンソ選手談(3位/1分41秒163/51周):
 「低い気温のためベスト・コンディションではなかったが今日は全体的に良かった。今回はタイヤレギュレーションが変更になってから2日目のテストだが、今のところ上手くいっていると思う。けれど、新しいタイヤとのセッティングを煮詰めるには、さらに前進しなければならない。今のところ2008年型のマシンを基本セッティングの上で、タイヤに合わせ込んでいる。新しいパーツを装着したプロトマシンもあるけれど、今日は使わなかった。たぶん明日乗ると思う。
 とにかく、チームが前に進む可能性を秘めているのでいい状態だ。新しい路面はずっと良くて、スピードに乗れるし、ライン取りも楽になった。明日は雨が降るようだけど、降らないことを願っている。まだやるべきことがたくさん残っているし、もっと前進してテストを終えたいからね。新しいマシンが出来上がる2月までもうテストはないから、今回のテストはとても重要。出来るだけ多くのデータをエンジニアに渡しておきたい」



ラップタイム


順位 選手名 マシン タイム
1 D・ペドロサ Honda 1'39.525
2 V・ロッシ Yamaha 1'40.135
3 J・ロレンソ Yamaha 1'41.163
4 C・エドワーズ Yamaha 1'41.390
5 A・デ・アンジェリス Honda 1'41.468
6 J・トーズランド Yamaha 1'41.539
7 A・ドヴィツィオーゾ Honda 1'41.655
8 T・エリアス Honda 1'41.679
9 N・カネパ Ducati 1'42.074
10 N・ヘイデン Ducati 1'42.098
11 M・カリオ Ducati 1'42.837
12 S・ジベルナウ Ducati 1'42.943
13 V・グアレスキ Ducati 1'43.642
14 高橋裕紀 Honda 1'44.360


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