詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 モトクロス世界選手権MX1クラス YZ450FMのデビッド・フィリッパエルツ選手 初の世界チャンピオンを獲得! 2008年9月15日 9月14日、イタリアでモトクロス世界選手権第15戦(最終戦)ファエンツァGP が開催されMX1クラスで「ヤマハ・モンスター・モトクロス・チーム」からYZ450FMを駆り出場のデビッド・フィリッパエルツ選手が総合5位となり、モトクロス世界最高峰クラスでの初のシリーズチャンピオンを決定した。 フィリッパエルツ選手にとって初の世界タイトル獲得で、ヤマハにとっては、2003年MXGPクラス(現「MX1」)が誕生して以来5度目のチャンピオン獲得となった。 シリーズチャンピオンを獲得したフィリッパエルツ選手とチームスタッフ 開幕戦を総合5位で終えたフィリッパエルツ選手は、第2~3戦目は連続総合2位でランキング首位に浮上、第4戦では総合優勝するなどの活躍でランキング首位を快走。第11戦では総合10位と振るわず一時首位の座を譲るも、続く第12戦で今季2度目の総合優勝を飾り首位を奪還した。最終戦の第1ヒートでフィリッパエルツ選手は3位、一方ポイント争いのライバルであるラモン選手は11位に留まり、この結果第2ヒートでフィリッパエルツ選手が3ポイント獲得すればタイトルが決まることとなった。そしてフィリッパエルツ選手は、第2ヒートを着実に走り9位でゴールしてタイトルを決定。2位に14点差をつけてトータル509点でのタイトル決定だった。 フィリッパエルツ選手談(2008年シリーズチャンピオン): 「すごく長いシーズンだった。今はとてもハッピーだ!ラモン選手とデ・ディッカー選手は、今回は凄く乗れていて、僕にとって大きなプレッシャーだった。僕は毎ヒート、確実に高ポイントを獲得しようと走ってきた。ラモン選手の昨年の戦い方を見て、やはりタイトル獲得の鍵は確実さということが分かっていたからね。特に今日の第2ヒートではタイトル獲得を意識した。チーム、ヤマハ、そして多くのスポンサーに感謝。ガールフレンドのアリスにも感謝している。ここ地元イタリアのファンの前でチャンピオンを決められたことが、とても嬉しい。感動だ。何と言ったらいいのか言葉が見つからないよ」 フィリッパエルツ選手とチームを率いるM・リナルディ氏(右) デビッド・フィリッパエルツ 選手プロフィール 氏 名/ David Philippaerts 国 籍/ イタリア 生年月日/ 1983年12月7日 所属チーム/ Yamaha Monster Motocross Team (ヤマハ・モンスター・モトクロス・チーム) 主な成績 2002年:ヨーロッパ選手権125cc ランキング 3位 2003年:イタリア選手権125cc チャンピオン 2004年:世界選手権MX2 ランキング 19位 2005年:世界選手権MX2 ランキング 4位 2006年:世界選手権MX2 ランキング 3位 2007年:世界選手権MX1 ランキング 6位 2008年:世界選手権MX1 チャンピオン フィリッパエルツ選手、2008年シーズンの成績(全15戦) 開催日 大会名 第1ヒート 第2ヒート 総合成績 4月6日 第1戦オランダ GP 4位 6位 5位 4月20日 第2戦スペインGP 2位 開催中止 2位 4月27日 第3戦ポルトガルGP 1位 2位 2位 5月11日 第4戦ブルガリアGP 1位 2位 優勝 5月18日 第5戦イタリアGP 5位 2位 3位 6月1日 第6戦イギリスGP 5位 3位 3位 6月15日 第7戦フランスGP 13位 リタイヤ 18位 6月29日 第8戦ドイツGP 3位 6位 4位 7月6日 第9戦スウェーデンGP 4位 4位 3位 7月20日 第10戦南アフリカGP 2位 4位 4位 8月3日 第11戦ベルギーGP 15位 6位 10位 8月10日 第12戦チェコGP 3位 1位 優勝 8月31日 第13戦アイルランドGP 4位 4位 4位 9月7日 第14戦ベネルクスGP 3位 5位 4位 9月14日 第15戦ファエンツァGP 3位 9位 5位