詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 ヤマハモーター・イタリア・WSB・チーム最終テストを完了 2008年2月20日 ヤマハモーター・イタリア・WSB・チームの芳賀紀行とT・コルサーは、2月12日と13日の2日間、2008シーズン開幕前の舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキットで最終テストを行った。コースのコンディションは前回ほど良好ではなかったが、今回のテストの目的は達成された。 チームは、すべてに最新スペックを採用した合計4台の新型マシンを用意。しかし今回はオフィシャルテストではなかったため、使用タイヤに関しては制限もあった。コルサーは最終日に1分59秒0を記録して総合2位。芳賀も1分59秒3で3位と好調ぶりをアピールした。 またチーム・YZF・ヤマハの中冨伸一は、最新型ヤマハYZF-R1にピレリ製タイヤを装着して2分00秒7と健闘。もうひとつのフランスチーム、ヤマハ・GMT94は参加しなかった。 T・コルサー選手談: 「可変インテークシステムなど、いくつか新しいものも試したが、今回はそれほど多くのことをしたわけではない。それでもこの2日間で得たものはとても豊富。ほとんどシェイクダウン・テストのようなもので、何度もマシンを乗り換えながら比較し、最終的には開幕用のマシンに十分な自信をもつことができた。唯一、残念だったのは、最終日の午後に風邪をひいたらしくて体調が悪く熱も少しあり、乗っていて十分に楽しめなかったことだ。それでもラップタイムはとてもよかったので、マシンとチームを信頼することができる。今回の成果を持って、元気いっぱいでシーズンに臨んでいきたい」 芳賀紀行選手談: 「シーズン開幕直前のこの時期にテストができるのはいいことだね。マシンの調子も絶好だ。タイヤに関しては1種類しかテストできなかったので、代わりにサスペンション・セッティングをタイヤに合わせて変更していかなければならなかった。そのやり方で最終的によいものが見つかったので、僕たちチームはマシンをうまく調整していけるということを証明できた。実際のレースについては始まってみなければ分からないが、今回のロングラン・テストは絶好調だったので、あとは本当の決勝用タイヤさえ手に入れば準備が整うだろう」 M・メレガリ、ヤマハモーター・イタリア・WSB・チーム・コーディネイター談: 「テストはとてもうまくいった。今回は完全なニューマシンを4台持ち込んだので、初日はまず走らせて全体をチェックすることに専念。そして2日目にはロングラン・テストを行って、ライダー、マシンともに非常に満足できる結果となった。タイヤについては前回のテストでは使わなかったものを使用した。タイムは前回ほどよくはないが、コース・コンディションが違っているので比較することはできないだろう。重要なのは最終調整をしっかりと行うことで、これでもうレースへの準備が整ったということができる」