詳細本文 レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。 モトクロス世界選手権MX2クラス YZ250FのA・カイローリ選手が2度目の世界チャンピオン獲得! 2007年8月20日 8月19日、英国で開催されたモトクロス世界選手権第13戦北アイルランドGP・MX2クラスの第1ヒートで、YZ250Fを駆るアントニオ・カイローリ選手が1位となり、ランキング2位との差を149ポイントに広げ午後の第2ヒート及びシリーズ2戦を残してチャンピオンを決めた。カイローリ選手は第2ヒートも最終ラップにT・シアーレ選手(KTM)を抜き去ってトップでゴール。両ヒートを制しての総合優勝(今季9度目の総合優勝)でチャンピオンの実力を証明した。 今回のタイトル獲得は、カイローリ選手とヤマハ4サイクルマシンYZ250Fにとって2005年以来2度目の世界タイトル。このクラスでのヤマハ選手のタイトル獲得は通算5回目となった。 A・カイローリ選手談(1位/1位): 「今の僕たちのチーム、マシンのパッケージは信じられないほど素晴らしく、本当にチームに感謝したい。今日の路面コンディションはベストではなかったが、僕は積極的に走れた。第1ヒートはとくに難しい展開ではなく、序盤からリードでき、後半はスムーズに走ることを心がけた。コースが柔らかかったのでクラッチを多用し指が辛かったが、チャンピオン獲得のことを考えて走った。ゴールラインを通過してからチームやファンの人達を見るのが凄く嬉しかった。シリーズ戦が始まってからずっと見たかった光景だったからね。第2ヒートではシファーの後方で5~6周様子を見て、前に出ようとしたらフロントホイールにダメージを受けてしまった。終盤は、僕はずっとシファーがどんな走りをするかに注意。彼がトップでゴールするかと思っていたが、自分の方も終盤優位になってきた。それで結局、最終ラップで彼はミスし、僕はトップでゴールすることが出来た。オランダGPの終了後には、豪勢なパーティーをするんだ!」 L・クライン・コールカンプ談(ヤマハモーターヨーロッパ・レーシングマネージャー): 「シーズンを通し強さを誇ったカイローリの勝ち方は、とても信じられない。第2ヒートのラスト数周も、まるで宇宙から来たライダーのようだった。ホイールにダメージがあったのに他選手より数秒速かったんだ!今年はまた、このクラスでオバンとグアネリが優勝、YZ250Fの総合的なポテンシャルを見せつけてくれた。大変喜ばしい!」 アントニオ・カイローリ 選手プロフィール 氏 名/ Antonio Cairoli 国 籍/ イタリア 生年月日/ 1985年9月23日 所属チーム/ De Carli Yamaha(デ・カルリ・ヤマハ) 主な成績 1998年:イタリア・ミニ・セニア チャンピオン 1999年:イタリア地方選手権125cc ランキング 3位 2000年: ヨーロッパ選手権85cc ランキング 5位 イタリア地方選手権125cc ランキング 3位 2001年:イタリア地方選手権125cc チャンピオン 2002年:イタリアジュニア選手権125cc チャンピオン 2003年:イタリア選手権125cc ランキング 15位 2004年:世界選手権MX2 ランキング 3位 2005年:世界選手権MX2 チャンピオン 2006年:世界選手権MX2ランキング 2位 2007年:世界選手権MX2チャンピオン(第13戦で決定) カイローリ選手、2007年シーズンの成績(第13戦終了時) 開催日 大会名 第1ヒート 第2ヒート 総合成績 4月1日 第1戦ベネルクス GP 1位 1位 優勝 4月15日 第2戦スペインGP 2位 1位 優勝 4月22日 第3戦ポルトガルGP 1位 1位 優勝 5月6日 第4戦イタリアGP 1位 1位 優勝 5月13日 第5戦ドイツGP 1位 1位 優勝 5月27日 第6戦日本GP 3位 1位 3位 6月10日 第7戦フランスGP 1位 1位 優勝 6月17日 第8戦ブルガリアGP 1位 1位 優勝 7月1日 第9戦スウェーデンGP 2位 1位 優勝 7月15日 第10戦ファエンツァGP 1位 2位 2位 7月29日 第11戦チェコGP 1位 2位 2位 8月5日 第12戦ベルギーGP 16位 2位 8位 8月19日 第13戦北アイルランドGP 1位 1位 優勝 8月26日 第14戦イギリスGP 9月2日 第15戦オランダGP