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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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2007年 YAMAHAレースリリース
8耐前哨戦・鈴鹿300km耐久ロードレース
YZF-R1の中須賀が3位!阿部は7位!
2007年6月10日

YSP&PRESTOレーシングの中須賀選手

3位表彰台を獲得

YSP&PRESTOレーシングの板橋監督と中須賀選手

ワイズギア・レーシングの阿部選手は7位

 7月29日(日)に決勝を迎える鈴鹿8耐の前哨戦“Road to 8hours"鈴鹿300km耐久ロードレースで、YSP&PRESTOレーシングからYZF-R1を駆り出場の中須賀克行が3位表彰台を獲得した。

 ライダーは1チーム2名まで登録可能、ル・マン式スタートによるレースの開始、レース途中に給油のためのピットストップがあるなど、前哨戦に相応しい内容の今レース。中須賀は予定外の2度のピットインながら、3位表彰台を獲得した。またワイズギア・レーシングからYZF-R1を駆り出場の阿部典史は、終盤単独3位走行中にガス欠となり、予定外のピットインで順位を下げ結局7位となった。

 決勝日の朝まで降っていた雨も上がり、決勝が始まる頃には真夏の太陽が照りつける天候。阿部はル・マン式スタートを見事に決めホールショットを奪う。しかし一周目のバックストレッチで清成龍一(ホンダ)、秋吉耕佑(スズキ)に抜かれて3位に後退。阿部は2周目に中須賀、3周目には辻村猛(ホンダ)にパスされて5位へと順位を下げてしまった。

 レースは清成と秋吉の2人が激しいトップ争いを展開、やや間隔を置いて中須賀が3番手で続く。そして300km=52周レースの約半分、24周目に中須賀がピットイン。タイヤ交換とガス補給を済ませてコースに復帰するが、このとき2番手を走っていた秋吉のマシンがガス欠によりバックストレッチでストップ。次ぎの25周目にはトップの清成、辻村、小西良輝(ホンダ)、そして阿部が予定通りのピットイン。タイヤ交換とガス補給を終え、清成はライダーをジョナサン・レイに交替して戦列に戻る。

 レースが落ち着いた27周目、順位はレイを先頭に中須賀、岡田忠之(ホンダ)、阿部が続く。この頃バックストレッチでは雨が降り始め、これでレイはペースダウン。2位の中須賀が急激にその差を詰める。そして32周目のヘアピンで中須賀がトップに浮上。しかし雨が止み、再びペースをあげたレイが、41周目のホームストレッチで中須賀をパス。中須賀はレイに離されずについていき、再逆転のチャンスをうかがうが、中須賀のピットからは再びガス補給のサインが出され、45周目にピットイン。これで4位にまでポジションを下げてしまう。

 一方の阿部は、49周目まで3位を走っていたが、こちらも50周目にガス補給のために2度目のピットインを強いられ、これで3位のポジションを中須賀に明け渡すかたちとなり7位でチェッカー。中須賀はレース終盤で辻村に迫られるが振り切って3位の表彰台に立った。



中須賀克行選手談(3位/52ラップ):
「今年、ヤマハYZF-R1はフルモデルチェンジされていて、耐久用のデータがまったくない状態です。でもチームスタッフがマシンをうまく仕上げてくれて結果を残すことができたので満足。このレースウイークでは、ウエットコンディションの走行も体験でき貴重なデータを残すことができました」

YSP&PRESTOレーシング水谷清孝テクニカルディレクター談:
「今回はノンタイトルの大会ですが、前戦オートポリスの優勝に続いての連続表彰台なので8耐に向けて手応えは十分。もちろん今回のレースで修正しなくてはならない点も確認できたので、本番までにキッチリと準備をし鈴鹿8耐では表彰台の中央を狙っていきます」

YSP&PRESTOレーシング板橋一男監督(YSP成増社長/YSPメンバーズクラブ会長):
「優勝はできなかったけれど、中須賀選手は確実に調子を上げているし、いよいよ鈴鹿8耐が楽しみになってきた。全国のヤマハ・ファンも一丸となって鈴鹿8耐を応援して頂きたいと思います」

阿部典史選手談(7位/52ラップ):
「ラスト3周での予定外のピットインは本当に悔しい。表彰台圏内だっただけに、本当に残念です。レース全体としては、耐久の安定した走りに徹していました。そのうち上位陣のいくつかは潰れていくと思っていたし、実際にそうなったのだけれど、まさか自分がその幾つかのチームに入るとは思っていませんでした」

ワイズギア・レーシング伊藤巧監督談:
「今大会に出場し、例えば燃費関連など耐久の難しさを改めて痛感しました。本番の鈴鹿8耐までに、一人一人の役割分担を徹底し自己責任で仕事をこなせるようにしていきたい。チームとして超えるべきハードルの高さが分かったし、ライダーの要望に応えられるようチーム一丸となって鈴鹿8耐に挑みたいと思います」


決勝結果


順位 クラス チーム名 第1ライダー
第2ライダー
マシン 周回数 タイム
1 JSB TEAM HRC 清成 龍一
ジョナサン・レイ
Honda 52周 1:55'15.660
2 JSB 急募.COM TEAM HARC-PRO 小西良輝 Honda 52周 1:56'04.721
3 JSB YSP&PRESROレーシング 中須賀 克行 Yamaha 52周 1:56'12.344
4 SBK F.C.C.TSR ZIP-FM RacingTeam 辻村 猛 Honda 52周 1:56'12.456
5 JSB ヨシムラスズキwith JOMO 渡辺 篤
酒井 大作
Suzuki 52周 1:56'33.030
6 JSB Honda DREAM RacingTeam 徳留 和樹
鎌田 学
Honda 52周 1:56'39.625
7 JSB ワイズギア・レーシング 阿部 典史 Yamaha 52周 1:58'08.102
8 JSB モリワキMOTULレーシング 山口 辰也
レオン・キャミア
Honda 51周 1:55'16.310
9 JSB TEAM GREEN 柳川 明 Kawasaki 51周 1:55'38.270
10 SBK F.C.C. TSR EUROSPORT BENELUX 岩田 悟
須貝 義行
Honda 51周 1:56'52.545
24 JSB Team UEMATSU & クレバーウルフR 斉藤 光雄
深見 貴広
Yamaha 49周 1:55'40.514
27 JSB チーム・エッチングファクトリー 竹見 升吾
宇佐見 保弘
Yamaha 49周 1:56'17.205
38 JSB 磐田レーシングファミリー 高田 明 Yamaha 48周 1:55'49.680
41 JSB OVER-Racing 浜口 喜博
小松 裕介
Yamaha 48周 1:56'41.532
46 JSB 6264マルマエ&ファイブヘリテクス 野田 仁人
徳永昌之
Yamaha 47周 1:56'03.210
49 JSB T・モトキッズ 樋口 幸博
阿部 健二
Yamaha 46周 1:55'54.499
50 JSB チーム・エッチングファクトリー 中岡 光輝
安達 光司
Yamaha 46周 1:56'10.825

大会名称:8耐前哨戦・鈴鹿300km耐久ロードレース
開催日:2007年6月10日(日)
開催場所:鈴鹿サーキット/三重県
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
気温:20.2℃
観客:12,500人


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