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　カタールのロサイル・サーキットで行なわれているテスト2日目、C・エドワーズは初日に引き続き非公式タイム計測でトップ。V・ロッシも好調を維持して2位につけた。ふたりは今日も新型800ccマシンの開発を熱心に取り組み、新たなシーズンの開幕に手応えをつかむなど大きな成果を得た。
　エドワーズのベストラップは午前中のセッションで記録された1分56秒296で、これは990ccマシンのラップレコードを1秒以上も更新するもの。ロッシもまた昨日のタイムを上回る1分56秒537を出しているが、セッティングの面でいくつか問題が見つかっており、これは明日の課題となる。最終日の明日はふたりともロングラン・テストを行なう予定。そしてその後はヨーロッパへ戻り、開幕直前の最終テストに備える。


C・エドワーズ選手談：（1位／56周／1'56.296）

　「今日はすごく良かったよ！　ミシュランから新しいタイヤが来て、それがすぐに昨日までのものを上回った。フロントエンドの感触が良くて自信を持って走れるんだ。昨晩はセッティングに関して大きな変更を行ない、別の次元にやって来た感じ。バレンティーノが昨日走らせたものに近づいた。これがフラットな路面でとても良く素晴らしいフィーリングだ。その他にはリアショックに少し変更を加えたくらいで、残りの時間はひたすらタイヤテストを行なった。あれこれとたくさん試し、決勝でベストなタイヤを追求した。タイムは確かにかなり速かったけれど、これはとても楽に出すことができたんだ。まだまだ気持ちよく走っている状況で、必要以上にプッシュはしていない。午後からのセッションは風が強くなったためタイムは上がらなかったが、終盤で最後のリアタイヤを試したときには数周だけタイムアタックをしてみた。そのときは56秒4が出たんだ。明日はロングラン・テストを行なう予定。できれば引き続きトップに立ちたいね」

V・ロッシ選手談：（2位／62周／1'56.537）

　「昨日同様、ヤマハが1、2位を記録できて嬉しい。実は今日はいくつか問題にぶつかってしまったのだが、これはタイムが上がって行っている時にはよくあることで、実際のレースの時にわかるよりも今わかったほうがいいんだ。今日もやはり、ブレーキング時の安定性向上が課題となったが、マシンの俊敏性を犠牲にしたくないから、これはとてもデリケートなところ。ちょうど良いバランスを見つけなければならない。またミシュラン・タイヤのテストも引き続き行ない、これについて大きな成果はなかったものの、明日のロングランで使用するものは決定した。今の僕らは速さもあるし、高いレベルにあると思う。でもライバルたちも近づいてきているので、ここで安心するわけにはいかない。明日は今日見つかった問題を解決したい。アイディアはすでにいくつか出ているので、きっとうまくいくと信じている」

非公式タイム