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　C・エドワーズとV・ロッシはセパンテストの最終日の2月7日、800ccマシンで圧倒的な速さを見せてシーズン開幕のための準備が整ったことをアピールした。ふたりともミシュランの新しい予選タイヤを試し、そのなかでエドワーズは、昨年ロッシが990ccマシンで記録したポールレコードを大きく上回る2分00秒248を叩き出した。ロッシもまた自らのポールレコードに迫る2分00秒793をマークしている。今日はこれまでの2日間に引き続きセットアップ作業とタイヤテストに取り組んだあと、ロングラン・テストを行ってレース・コンディションでのマシン・パフォーマンスの向上を確認した。
　ヤマハ・ファクトリー・レーシングはこのあと、2月13日～15日に予定されている次回テストのためにカタールへ移動する。そこでは今シーズンになって初めて、MotoGP全出場ライダーが顔を揃えることになるため、ロッシとエドワーズは、ヤマハの800ccマシンがライバルたちとどう戦うかを楽しみにしている。


C・エドワーズ選手談：（1位／46周／2'00.248）

　「午前中のセッションではまず、フロントタイヤと異なるセッティングを試した他、通常の作業を行った。その終盤で使った新しいリアタイヤがとても良かったし、また予選タイヤも2種類試すことができた。ひとつめを履いた時には、‘2分01秒が出ているかもしれない。でもミスもしているから本当ならもっと速く走れたはずだ’などと考えながらピットに戻ってきた。そうしたら2分00秒6を記録していたので本当に信じられない思いがした。そしてふたつ目の予選タイヤがまた驚くべきもので、マシンはまさにパーフェクトのフィーリング。だから今日のこの記録にはとっても満足しているんだ。でも実はロングランはちょっと大変だった…　僕は午前中ですでに30ラップも走っていたからとても疲れていたんだけれど、それでもスタートからハードに全力で頑張っていた。最初はフィーリングも良かったんだけれど14ラップくらいから頭がくらくらして物が二重に見えるようになってきた。少しペースを落としてみても良くならなかったので早めに切り上げることにしたんだ。いずれにしろ前回テストに比べて状況はかなり良くなっているのでハッピー。3日間を通じて充実したテストができ、マシンも素晴らしいよ」

V・ロッシ選手談：（2位／43周／2'00. 793）

　「今日も調子は上々。マシンのフィーリングが最高に素晴らしくて大満足だ。この3日間は、ブレーキング時の問題を解決するためにサスペンション・セットアップについて多くの時間を割いて作業を行ってきた。そしてそれがとてもうまくいったと思っている。前回の1月のテストよりもタイムが安定して速く、しかも今日のロングランも速かったことは意味が大きい。それからコーリンの調子が良いことも大歓迎で、とくに今日は本当に素晴らしかった！　昨日も話したとおり今シーズンから燃費の問題が厳しくなるし、これについてはミスなどできないから、今日も引き続きエンジンのマッピングについての作業に取り組んだ。あらゆる面で依然として少しずつ改善が進んでいるので、1ヵ月後に開幕戦の舞台となる来週のカタールでも、この好調を維持できると考えている。次回はとっても大切なテストになるよ！」

D・ブリビオ、チーム監督談：
　「非常に充実していた。ふたり揃って状況をさらに改善できたので、確信を持ってセパンを離れることができる。コーリンは1月のテストよりも格段に進歩し、とくに今日の走りは、これまでにセパンを走った誰よりも速かったと思う。つまり800ccマシンが990ccマシンよりもすでに速くなっているということなのだ。チームの仕事も順調で、通常の開発作業がとてもうまくできた。このあとは来週のテストのためにカタールへ移動するが、これはふたつの理由で非常に重要なものになると思う。ひとつには他のサーキットを走るということ。これによって今回ここセパンで得たものを再確認できる。そしてふたつめは、次回はMotoGPのエントリーライダーがすべて集結するということ。そこで自分のレベルを知ることができるんだ」

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