ヤマハ発動機株式会社は、国内・海外の主要ロードレースで高い戦闘力を発揮し信頼を得ている市販ロードレーサー「TZ250」について、新たに鍛造マグネシウム製ホイールを装備した2007年モデルを設定し受注生産にて発売する。受注期間は11月16日~12月31日、発売は2007年1月10日からである。また「TZ125」についても2007年シーズンに向けて継続し受注販売を行う。なお予約・販売は全国のヤマハスポーツバイク正規取扱店等にて行なう。
「TZ250」はGP参戦で得た技術を反映し、1973年初代モデルを発売以後、世界GPから地方選手権まで多くの競技で愛用されるモデルである。水冷2ストローク・クランクケースリードバルブ90度V型2気筒偶力バランサー装備エンジンを軽量アルミ製デルタボックスフレームに搭載しており、全域のパワーフィーリングと優れた加速性能を実現、ボディ関連も優れた空力性能・最高速性能、高速操安性を実現している。2006年全日本ロードレース選手権・GP250クラスでは、TZ250を駆る横江竜司選手(チーム・森のくまさん佐藤塾仙台)がシリーズチャンピオンを獲得している。
2007年モデル「TZ250」では、従来の鋳造マグネシウムホイールから、鍛造マグネシウムホイールへ変更し戦闘力向上を図った。
なお、購入者には全国の主要サーキットにて開催される“ヤマハスクール”を参加費無料で受講できる特典を設定し(1回)モータースポーツの普及を支援する。
全長×全幅×全高 |
1,955mm×650mm×1,163mm |
軸間距離 |
1,342mm |
最低地上高 |
112mm |
半乾燥重量 |
102kg |
原動機種類 |
水冷・2ストローク・クランク室リードバルブ |
気筒数配列 |
V型2気筒 |
総排気量 |
249cm3 |
内径×行程 |
54.0mm×54.5mm |
圧縮比 |
7.1~7.7:1 |
最高出力 |
68.4kW (93PS)/12,500r/min |
最大トルク |
53.9N・m (5.5kgf・m)/11,750r/min |
始動方式 |
押しがけ式 |
潤滑方式 |
混合給油 |
エンジンオイル容量 |
0.5L |
燃料タンク容量 |
23L |
キャブレター形式 |
TMXχ38×2 |
点火方式 |
C.D.I. |
1次減速比/2次減速比 |
2.524/2.571 |
クラッチ形式 |
乾式多板コイルスプリング |
変速機形式 |
常時噛合式前進6段 |
変速比 |
1速1.938 2速1.476 3速1.238
4速1.091 5速1.000 6速0.926 |
フレーム形式 |
ダイヤモンド |
キャスター/トレール |
22°/82mm |
タイヤサイズ (前/後) |
120/60R17/165/55R17 |
ブレーキ形式 (前/後) |
油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク |
懸架方式 (前/後) |
テレスコピック/スイングアーム |
全長×全幅×全高 |
1,828mm×510mm×1,033mm |
軸間距離 |
1,242mm |
最低地上高 |
110mm |
半乾燥重量 |
72.3kg |
原動機種類 |
水冷・2ストローク・クランク室リードバルブ |
気筒数配列 |
単気筒 |
総排気量 |
124cm3 |
内径×行程 |
54.0mm×54.5mm |
圧縮比 |
7.9:1 |
最高出力 |
32.3kW (44PS)/12,250r/min |
最大トルク |
25.0N・m (2.55kgf・m)/12,000r/min |
始動方式 |
押しがけ式 |
潤滑方式 |
混合給油 |
エンジンオイル容量 |
0.3L |
燃料タンク容量 |
13L |
キャブレター形式 |
PWM38×1 |
点火方式 |
C.D.I. |
1次減速比/2次減速比 |
2.857/2.118 |
クラッチ形式 |
乾式多板コイルスプリング |
変速機形式 |
常時噛合式前進6段 |
変速比 |
1速2.000 2速1.632 3速1.412
4速1.250 5速1.143 6速1.083 |
フレーム形式 |
ダイヤモンド |
キャスター/トレール |
22.6°/85.5mm |
タイヤサイズ (前/後) |
95/70R17/125/55R17 |
ブレーキ形式 (前/後) |
油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク |
懸架方式 (前/後) |
テレスコピック/スイングアーム |